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やらされる仕事より、やりたい仕事

学校の掃除時間。掃除場所を子どもたちのやりたいところを掃除してもらうようにしたら、子どもたちの動きが変わった。同じそうじ場所のメンバーで、どのように掃除をするのか考え、必要な掃除道具を用意した。掃除時間、何もしない子がいなくなった。「掃除をしなさい。」と言わなくてよい。


子どもたちには、選んだそうじ場所のエキスパートになってね。と伝えている。今日も、階段掃除の子どもたちは、水雑巾と新聞紙だけで、床の黒ずみを消し去った。教室掃除の子どもたちは教室の床についた汚れを、消しゴムで消し去った。洗剤を用意しようとしていた自分が恥ずかしい。子どもたちは、持っているもので工夫してきれいにできるのだ。汚いところをきれいにするという、本来の掃除の目的を果たしているなと、感心した。掃除時間が終わっても掃除をしている子もいた。

子どもたちのやる気に満ちた姿を見て、私も、やらされる仕事より、自分のしたい仕事をするほうが、幸せだよねと顧みた。