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私にセフレが必要だった理由

誰かにおすすめするものではありません。
私の個人的主観と経験で書かせていただきました。

セフレや浮気の話が無理な方はスルーしてください。


女の子たちは、19歳から25歳まで、とんでもなく男にチヤホヤされるのね。
可愛い子はもちろん、よほどのブスではない限り男が寄ってくるわ。

これは、peek a booという女の子向けのオウンドメディアの「マッキーのフルスイング恋愛相談」の中の一文。
https://peek-a-boo.love/2018/05/18/post-2470/

うん、納得。
自分を振り返っても、確かにそうだった。
20代後半から30代になった時、今までと少し様子が変わってきて不安になったくらい。
20代前後の時、私には本命の彼氏の他に、いわゆるセフレにあたるような人が2人いた。(他にも色々あったけど、長期的に付き合いがあったのは2人)


一人は、8コくらい年上の人で、たまたまだったのかとても素敵な人で、いろんなものを与えてくれたり、教えてもらったりした。
彼との付き合いは、私にとってとても有益で貴重な経験だったと思う。感謝しかないくらい。

あの頃の私は、今より100倍ナマイキで思いやりがなく、世間知らずだった。彼はそんなところも好きだと、ねだった物を買ってくれたりした。

出会って誘われて、彼氏がいる事も伝えていたけど、しばらく普通にご飯食べに連れてってもらったり、体の関係のないデートをしていた。
ある日一向に体を許さない彼に、もう好きでおかしくなりそうだからふってくれと言われて関係を持った。

まっすぐ好きだって言ってくれる彼が好きだった。
都合のいい男でいいからと私に言ってくれる器の大きさも格好良い人だなと思った。
彼は公務員で研究職のような仕事をしていて、その傍ら趣味のフットサルチームも運営しているような、人望の厚い人だった。
決してモテないどころか見た目も芸能人でいうと東山紀之さんみたいで、言い寄られる事も多いだろうなって感じがしたし、エッチも上手だった。

たまに彼の職場の人に会わせてくれたりしたが、付き合ってないのになんて紹介するの?って聞いた時に、「僕の好きな人って紹介する」って答えてくれて嬉しかった。
彼氏にはない大きな愛をくれて、いろんなわがままにも付き合ってくれた。
「俺が法律だってくらいの人が好き」というくらい、なんでも肯定してくれたのでいろんな事に自信を持てたのも彼のおかげだったように思う。
ココ・シャネルのパトロンとの関係を知った時に、彼のことを思い出した。

結局彼氏と別れた後も関係は続いてたけど、私のわがままが過ぎるようになってきた頃、彼にも彼女ができて結婚を意識するようになったようで、少しずつ疎遠になった。
今はもう連絡先も知らないけど、突然会ってもお互い笑顔で話せるような関係だとは思う。


もう一人も同じ頃に出会った人で、同じ歳。
私の人生で、直接出会った人の中で1〜2位を争うくらいカッコイイ人だった。
容姿もだけど、センスも抜群によくて、考え方も偏りはあるけど私と似ているところもあって、癖のある感じとすました淡白な雰囲気が何よりスマートだった。
顔が似てるというわけじゃないけど、窪塚洋介さんとか英太さんみたいな独自の雰囲気を持ったモデルっぽさのある人だった。
実際に背も高くて、友達に一番カッコイイ知り合い紹介してと言われたら間違いなく彼を紹介したと思う。

こいつは結構クセモノで、カッコよさも一番だけど、モテ度とチャラさも断トツだった。
浮気が趣味みたいなやつで、彼女がいる事が多かったけど、いろんな人とも遊んでた。

セフレというより悪友みたいな感じで、10年以上つかず離れず仲が良かった。
エッチもするけど、彼といる時は仕事や人間関係の相談とかなんでも話せた。
大人になってから交友関係がかぶらなかったので、リアルな付き合いに影響しなくて価値観も近かった私達は、一番の相談相手で唯一嘘偽りなくなんでも話せる相手だった。
こーゆーセフレの話とか、リアルに付き合いのある人には一人も話せなかったけど、彼にはどんな事も嘘偽りなく話せた。
彼はあんまりおしゃべりな人じゃなかったけど、彼にとって私もそういう人物のようでいろんな話をした。
一切の気疲れとかなく付き合える、唯一の女友達でもあったのかも。
彼と抱き合ってる瞬間は、どんなストレスも真っ白になるような時間が過ごせたりしたように思う。


私は人一倍、承認欲求が強いのかもしれない。
認められたくて、愛されたくて、肯定してほしくて仕方ない。
そして私は彼らで欲求を発散したり、自己承認欲求を満たせた事によって、冷静に現実に立ち向かえたように思う。

めちゃくちゃ好きな人ができてしまった時も、トチ狂って鬼LINEとかせず冷静になれたし、彼氏がいなくて寂しい時も変な行動に走らなくて済んだ。
何より彼らがほどよく愛してくれた事で、私は愛されなくて不安な気持ちよりも適度な自信で安定した精神を保てたように思う。
私はある程度好きじゃないとそーゆー関係にならないからかもだけど、理屈ではなくてもう無意識の中で“ふれあい”ってそれくらい女性には強い肯定感が得られるんじゃないかな。

仕事ができなくても、
性格に難があっても、
特別可愛くなくても、
ぺしゃんこに潰れそうな時、

体も許し合える友人関係は、
ほぼ無条件に、受け入れられ、認められているようで安心できた。

そのままの自分に自信が持ち続けることができた。
自分を保つことができた。


愛というには不完全かもしれないけど、その関係は私にやさしく自信をくれました。
都合良く彼氏がいなかったり、いてもぶつけられない時とか、心も体も許せる人がセフレでした。
いいとか悪いとかそんな判断はできないけど、別の次元でだいすきでした。


でも、本当に好きな人と付き合った時はその人だけで満たされて、セフレに会わなくても心底幸せだったから、またそんな人に出会いたいな。

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