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ディズニープリンセスとジェンダー

日本でも根強い人気を誇るディズニー。なかでもディズニープリンセスは今でも多くの女の子の憧れなんじゃないかな。私もラプンツェルとか、「魔法にかけられて」のジゼルとか、めちゃめちゃ好きでたくさん見た…!妹と歌いながら遊んだな、懐かしい‥。ディズニーランドはそんなにディズニーが好きじゃない人も一度は行ってみたいと思う人も多いんじゃないかな?

ある日、大学の授業で突然先生が学生に向けて見せた映画が、そんなみんなの夢の国、ディズニーの最初のプリンセス映画「白雪姫」だった。

その時の私は「ええ~可愛い、王子様いいなあ」とか、「白馬の王子様とか羨ましい」とかなんとかくだらない感想を抱きながらぼーっと映画を見てた。そうして、映画を観終わってグループごとに考えさせられたのは「白雪姫」に隠された「ジェンダーステレオタイプ」についてだった。

「ジェンダーステレオタイプ」っていうのは、いわゆる「女の子らしさ」とか「男らしさ」といわれるもの。例えば、白雪姫だと白い肌、豊かな黒髪、細い手足、といった外見から小人たちの世話をする、王子がやってくるのを待つ、といった内面的なものまである。知らず知らずのうちに私たちはこうやってステレオタイプに憧れて、自分をそこに無理やり当て込めようとしているかもしれない。

ディズニープリンセスに関する論文はけっこうたくさん出ていて、研究もたくさん行われてるみたいだった。

最近では、一方的に助けてもらうだけの「受身型」プリンセスよりも、自ら困難に立ち向かって道を切り開く「自立型」プリンセスに変わりつつあるらしい。たしかに、ラプンツェルとか、エルサとか、プリンスに頼らないプリンセスが出てきていることは確か。でも、まだ異性愛が中心だったり、姉妹愛をテーマとした「アナと雪の女王」でも、結局はエルサが自分の能力を抑制してみんなとの共同的に生きていく事を賛美的に描いている点は、ジェンダーステレオタイプをまだまだ作り出してしまっている、という批判もされている。

こうやって何気なく見たり聞いたり触れたりする中にはたくさんの大人たちの思惑があるのかなってこの年になってやっと気づくとなんだか変な気持ちになる。ディズニーはみんなに夢を与える必要があるから、ある程度理想的になるのは必然的なんだろうけど…。でも、確実に変わっていっているのは事実で。私は未来志向ファンタジーハッピー人間だから、これからもっといろんなプリンセスが出てくると思ってるし、それが本当の夢と希望にあふれた世界なんじゃないかと思ってる。


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