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宇宙杯参加・春の句
*晴れた朝梢滴るなごり雪
(はれたあさ こずえしたたる なごりゆき)
先月まで通っていた美術館までの通勤途中には、並木道がありました。
春先に降る雪は水分が多いので、夜に降った雪も、朝には解け始めます。空の青と雪の白が織りなす景色はもちろんのこと、枝から降りそそぐ雪解け水の音もきれいでした。
季語:なごり雪
*夜半の春君の「おいで」に誘われ
(よわのはる きみのおいでに いざなわれ)
「おいで」はずるい言葉ランキングの上位に入ると思います。
季語:夜半の春
*春送る恋する猫になれぬまま
(はるおくる こいするねこに なれぬまま)
猫のように恋に夢中にはなれないまま、春(青春)が過ぎゆくことを嘆く句。「春送る」も「猫の恋」も春の季語なので、季重なりになってしまうかなと思いつつ、「春っぽい」句でもOKということで。
季語:春送る
宇宙杯みんなの俳句大会に参加します!
私は、秋にもみんなの俳句大会に参加しました。
軽い気持ちで応募したものの、みなさんの句が素敵すぎて、私の心には秋風がピューピュー吹いておりました。
でも、私は、みんなの俳句大会に参加してよかったなと思っています。
俳句大会に参加したことで知り合えた方もいます。
挑戦してみたからこそ、たくさんの学びもありました。
審査員の方々には選んでもらえなかったけれど、私の句に賞をくれた方もいました。
けれど、賞をもらえたから参加してよかったと思っているのかというと、少し違います。
賞をもらえたことはうれしい。でも、審査員から選ばれなかったのはちょっぴり悔しい。
その悔しさを感じられたことが、言葉の難しさ、面白さを再確認するきっかけになりました。
今回、私は実家の本棚に眠っていた歳時記を取り出して、俳句に挑みました。たぶん、前回の俳句大会で悔しいと思わなかったら、歳時記は埃をかぶったままだったでしょう。
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こうして本気を出しても、また選ばれない可能性も大いにありますが。
でも、本気を出して遊ぶからこそ、得られる楽しさがきっとあります。
みなさまも宇宙杯で本気の言葉遊びしてみませんか?
ステキな参加特典もあるらしいですよ✨