最近

最近、数日間だけ入院をした。
後々その理由について記していこうと思うが、まずは入院中に感じた私の気持ちについて書いていこうと思う。


今回の入院は身体的な治療のためのものだった。

入院して3日目のこと。
病室に以前から関わってくれている心理士さんが来てくれた。
私はベット上の生活だったので、点滴を打ちながら横になった状態で話をした。

私の今回の入院は、転院後も考えて含めると数か月に及ぶかもしれなかった。
その時点での私の気持ちはぐちゃぐちゃだった。
不安と焦りと怖さと…。
色々な感情が入り混じって、自分でもよく分からなかった。

きっとその時に心理士さんがきてくれなかったら、私は壊れていたかもしれない。
そしてそんな状態だということにも自分では気づけなかっただろう。

最初は自分も外面モードで話していた。
笑顔で。

しかしさすが心理士さん、私も少しずつ自分の心の内を話していた。

そのうち私も自分で話をしていくうちに、頭の中が整理できてきた。
泣きながら私は家族の話をしていた。

突然の入院だったので私も家族も心の準備などできなかった。

朝、娘を保育園に送って行ってから病院にきてそのままの入院だったので、娘には何も言えずにきてしまったこと。
帰ったらママがいない。
娘は大丈夫だろうか。
旦那は一人で仕事、家事、育児をしないとならない。

今までそれぞれが自分のできることをそれなりに協力しながらやってきたつもりでいたから。
個室に入院していたので、テレビ電話はできたけれど、明らかに二人の顔つきは暗かったように感じるし、旦那は疲れが顔にでていた。

その話をしながら感じたのは、私にとって何気ない日常が一番の幸せだということ。
そんな日常があったからこそ、毎日笑って過ごせてきのだろうと。
その気持ちに確信をもてた瞬間でもあった気がする。

心理士さんと話してボロボロ泣いた。
枕がびっしょりになるくらい泣いていた。

自分の体調と経過、家族のことを考えると、どうしたらいいのか分からなかったし、簡単に答えが出せることではなかった。

私には守らなければいけないものがたくさんある。
天秤にかけることもできなければ、比べることもできない。
大切なものは守りたい。


結論は出ていたが、一人で決めることはできないし主治医の考えもある。
もちろん治療の必要はあるし、経過を慎重に見ていかないとならない。

翌日の朝、主治医と話した。
退院をしたいと伝えた。
主治医は血液検査の結果と、この後の診察の結果をみてから考えますと答えてくれた。

入院中の経過は特に問題はなかったが、入院の理由となった原因だけは、どうしても取り除けないものだった。

しかし相談をして、先生から退院の許可がでた。
先生も悩ましい決断だったと思う。
私も本当に難しい決断だった。

家に帰っても安静、そして薬の服用、
何か変化があればすぐ電話。それが退院時の約束。
細心の注意を払っての生活が始まった。
色々なリスクがあっての自宅での安静生活。


これからどうなっていくのだろうか。
守りたいものを守れないのか…。

そんな不安な毎日を送っている。








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