見出し画像

卒論のスケジュール(理系)

お久しぶりです
中堅大学に通う理系4年生ののんちゃんです!

今回は卒論の提出、発表が無事終わりましたので、振り返りとしてまとめてみました!


私の卒論(スケジュール感について)

私、のんちゃんは、中堅大学に通う理系と毎回言っていますが、
専攻は「情報」の主に「ソフトウェア」で、
ソフトウェアのバグ」についての研究を行っていました。

元々、バグに関する研究をしたいと考えていたのですが、

明確なテーマが決めるまで約半年
テーマが決まってからもツールの実装や実験、評価、等々…

…色々ありました。

そこで、私の卒論を時系列ごとで
大まかにですが、振り返っていきます!!


3年生後期~4年生3月

私の大学では、研究室配属は3年生の後期から行われます。

研究に配属されると教授から、これからのスケジュールや研究について説明を受けます。
そして、

教授「じゃあ、いついつまでにテーマを決めてね」

と、ほっぽりだされました…
(まぁ、ゼミは週2であったのですが…)

どうやら私が配属された研究室は、(良く言うと)自主性を重んじる?
研究室だったようで、かなりテーマが自由な研究室でした。

とはいえ、いきなりテーマを決めることはできず、

  • 研究室の過去研究を読む、見る、触る

  • 関連論文を読み漁る

  • 輪読会

を行う、インプットの日々でした…

そもそも、技術や手法を知らなければ、テーマも決めようがないので、仕方がないです。

それに、卒論には、ほどよい新規性が求められるので、かぶってはいけませんからね。


4年生4月

そして、4月…

  • テーマ決定

正直、ここで、研究の半分が終わっていると言っても過言ではありません!
(受け売りです)

いままでインプットしてきたものを元に、何を研究したいかを
4月頭に、ある程度形にしたものを提案します。

もちろん、一発で決まるわけがありません。  
教授や院、博士の人たちに確認という名のプレゼンを行います。

背景や問題点
目的と手法の提案
その理由
今後の行動方針

などをまとめてプレゼンを行いますが…

「その研究は、○○で見た気がするな。その論文見てもう一回」
「その手法だと、問題点や目的にあっていないんじゃない?」
「その手法にこだわる必要は何?今は、上位互換の○○があるよね」

などなど、
ここがぶれてはいけませんので、とにかく厳しいです。

私を含む研究室のメンバーは全員、最初にかなり広い研究をテーマを持ってきましたが、
教授方の指摘を受け、あれよあれよとかなりマニアックな研究へとシフトしていきます…

そして、
4月末には、テーマが決まりました。


4年生5月~9月

テーマが決まると、やることは、

  • 手法の考案

  • 実装

この2つです!

まず、背景や問題点を解決できるようなより具体的な手法を考えます。
そして、手法を実際にシステムとして作り上げます。

9月頃には、問題点が解決できる最低限のシステムを完成させなければいけません。

これもなかなかきついです。

テーマが決まっているので、使うツールを考えるのはそう難しくありませんが、
提案手法をどう実現するかが、異様に時間がかかります。

  • 理由その1
    問題点を解決できるツールがありすぎる

    どれを使えばいいか分かりません。

  • 理由その2
    ツールの説明がほとんどない or ほぼ専門用語

    どう使えばいいか分かりません。

  • 理由その3
    ツールが完成されすぎている

    どう改造すればいいかわかりません。

私の場合は、既存のツールに提案手法を組み込む形をとったので、この全てを経験しました。
人によっては、1から全部作成した人やツールを作らない人、途中でツールを変更した人もいたので、テーマによりけりといった感じでした。


4年生10月~11月

この時期には、

  • 中間報告

  • 実験

を主に行います。

まず、中間報告では、
改めて、背景や問題点を整理し、改めて手法を提案します。
そして、完成したシステムを紹介し、今後の行動方針(決意表明)をします。

研究室によっては、他の研究室と合同でやるところもあり、緊張感がありました。
(私の所は、研究室内だけでした…)

中間報告が終わると、ついに実験です!!

まず、どう評価すればよいかを考え、
その評価は本当に正しく評価できるのか検定(評価の評価)を行います。

今、思い返してみると、評価方法はもう少し練っていればよかったなと思います…
発表ですごい詰められるので…


4年生12月

ここで、ようやく論文を書くことができます。

  • 執筆

もちろん、背景や手法は先に書けますが、論文の大半を占める実験から先がほとんど書けませんので、基本的には、このあたりから執筆が本格化していきます。


4年生1月前半

論文を書き終わると年明けに査読が待っています。

  • 査読

私の大学の場合、査読には主査と副査がおり、
主査は、主に論文の内容をチェックし、
副査は、論文の構成(ページや文字など)をチェックしていました。

私は、合計で4回の査読を得て、やっと論文を提出することができました!

人によっては、論文の半分が書き直しになる場合もあるので、気をしっかり持ちましょう。


4年生1月後半

論文を提出すると、2月にある研究発表に向けて

  • 発表資料の作成、練習

を行います。

私の大学は、5分の発表と3分の質疑応答となっているので、
スライドは5枚程度かつ来るだろう質問をあらかじめ追加資料として作成しました。

ここで注意しなければいけないのは、実際の発表環境でスライドを投影し、確認することです。

色やフォント、デザインなど、
実際に投影してみるとすごく見にくかったりするので1度はやっておいた方がいいと思います。

教授や教務課にお願いして、発表部屋を押さえるといいと思います。


4年生2月

そして、ついに

  • 発表

です!!

私の大学では、研究発表はスーツを着用し、在校生も見学できるようになっています。

正直、吐きそうなぐらい緊張しました…

もし、アドバイスをするなら、

過去の発表動画を見ること
友人同士で質問をし合うこと

をお勧めします。


最後に

全体を通して言えることですが、


  • わからないことをいつまでも悩んでいる

  • 進捗がないからゼミに来ない

こういう奴ほど、後で泣きつくことになるので、

わからないことがあったらすぐに聞く


  • スケジュールを守りすぎて、どれかがあふれると全部崩壊する

  • 査読やゼミの締め切り、提出期限の最後に合わせる

  • 他の人(先輩とか)が「2週間でできるから」という言葉を鵜呑みにする

時間がないので、間違える => 受け取ってもらえない。
基本的にスケジュール通りに行くはずがない。

何事も早いに越したことはない
できることをやる


これらを徹底していれば、失敗は少ないと思います。

では、
お疲れさまでした!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?