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小話:承認欲求と満足感の錯覚

人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。承認欲求は努力へのモチベーションになるが、強すぎるとお金・地位ばかりを追いかけて幸せになれない。また詐欺師・ヒモ男などは、相手の承認欲求を悪用しているとも言える。とくに愛情不足で育つと、承認欲求が強くなる傾向がある。※逆に諦めて、全く承認を求めなくなることもある。(Wikipediaより)

仕事で認められたい、愛されたい、人気者になりたいなどなど人によっての承認欲求の満たし方はさまざま。

いまや自己主張の披露場所となったTwitterはその意図が渦巻いている。

僕は音楽・ビジネス・インフルエンサー(人気者)のジャンルに興味があって、Twitterではそれらの目的達成のツールとして発信をしている(つもり)。

歌ってみたを上げたり、その日に思った事柄をビジネスに紐付けで自己啓発的なツイートをしてみたり、ネタに振り切ったツイート・企画をしてみたりだ。

そこで一つ忘れてならないことがある、
目的・行動・結果の考察・再試行することだ。
仕事に置き換えるならPDCAともいうだろう。

例えば、
ビジネス誘導をするために何かツイートなどの行動したとして、
思うように「いいね」がつかなければ、どうしていいねがつかないのか、何をしたら人に響くのかなどを考えて、ユーザー目線のコンテンツづくりを心がけること、これが行動をした結果の考察と、再試行をすること。

ここで忘れてはならないことは「目的意識」

多くの人は誘導を果たせなければ、いいねの数なんて意味がないことに気づけない。
目的がそれなら、いいねの数よりも、そこからのビジネス誘導率の方が大事だろう。


もっと身近な話を例として噛み砕くなら、
マッチングアプリだ。

ゴールは好きな人を見つけることなのに、会話することやデートをするために躍起になる。
結果として、余計な行動が生まれることでゴールにたどり着けない例をたくさんみた。
ヒントを言うならば、好きな人を作りたくて始めたのなら、気になる人のことをたくさん知れればいいのだ。かといって質問責めもちょっと違うけど。

それなのに、デートやらどうでもいい事の質問責めになる。そうすると、百戦錬磨のネット女子たちは怪訝な顔をして去っていく。

目的を見失った人間は、
何か行動したときに、そこから得られる満足感のためだけに動くようになる。
結果として、仕事だろうが人間関係だろうが、相手のいいように消費されて、気づいたら消耗し切った自分だけが残る。

資本主義社会でいうなら、低所得労働者とその雇用主だ。独立したくて業界入りしたものの、気づいたら使うだけ使われて苦しい生活を送っていたなんて事もたくさんある。

とにかく、承認欲求に踊らされてはいけない。承認欲求は自分で気づき、うまく扱う事。


承認欲求の先に、自己実現欲求がある。

人は考える葦
と言われる。その類の啓発に付け加えるのならば、
「承認欲求に踊らされず、満足感のためだけに生きることはせず、人は常に不満であれ」といいたい。

その先に、自分がほんとうに目指していたゴールへの道筋がみえるのである。

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