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妊活日和#4

2018年11月。妊活開始3か月目。

排卵を起こすため。自分自身を整えるためにできることをしたい。

ストレス対策と同時並行で行ったこと。

それは体重を増やすこと。

言い換えれば、BMIを18.5~25.0にし、適正な体重に戻すこと。


BMI(Boddy Mass Index;ボディマス指数)とは、体重と身長から算出される体格指数のことで、「肥満」や「痩せ」の程度を数値化し評価するための指標である。(参考までに計算式:BMI=体重(Kg)÷身長²(m))

「肥満(BMI:25.0以上)」が多くの生活習慣病の一因になっていることは周知の事実だが、「痩せ(BMI:18.5未満)」も、がんや心疾患の死亡率などに大きく関わっている。妊娠に関して言えば、「肥満」も「痩せ」も妊娠しにくい原因の一つである。20代の頃、ダイエットをして生理周期が乱れたり無月経になったりすることがあったが、それは脳が「今は妊娠よりも、自分の体を正常に動かすことのほうが最優先だ!」と認識し、卵巣の機能を止めてほかの臓器にエネルギーを使うよう指示していたのだ。

この頃の私の体重は45㎏。3か月前の結婚式の時に比べると1㎏ほど増加してはいたが、BMIは18.0で「痩せ」だった。


適正な体重になるために、まずは食事から十分なエネルギーを摂ることを意識して生活してみた。単に効率よくエネルギー摂取するのであれば、油脂類を多く摂ればよいが、それでは体脂肪が上がってしまう。

そこで、筋肉や体内で分泌されているホルモンの源であるタンパク質を積極的に摂ること。この1点のみにフォーカスして生活した。

具体的にやることも、現状を分析してシンプルに。

① 朝食は必ず1品タンパク質源を摂る。

例:食パン1枚+ゆで卵1個、ごはん(茶碗1杯)+納豆

② 昼食はタンパク質源が自分の手のひらより少し多いくらいの量が入っている弁当を選ぶ。

弁当例:ごはん(150g)+トンカツ(手のひらサイズ)+野菜のおかず(2種以上)

③ 夕食は2品タンパク質源を摂る。

例:ごはん(茶碗1杯)+サバの味噌煮+野菜のおかず+豆腐のすまし汁

妊活を始める以前の食事は、タンパク質が少なすぎていた。仕事がシフト制でかつ早番が多かったこの頃は4:30に起床していたが、そもそも食欲が湧かず、朝食は通勤途中のコンビニでクロワッサンとカフェオレで済ますことが定番だった。昼食も多忙すぎて14時過ぎに摂ることが多々あり、その時間帯にはすでに空腹を通り越してしまううえに、売店にもおにぎり2個程度の小さいサイズの弁当しか売れ残っていなかった。夕食も疲れ果ててしまい買い物に行くのすら億劫になり、結果的にあまり量を食べていなかった。

妊活を機にこれらのことを見直し、少しずつだが体重も増え始めた。


そして1年後の2019年11月には51㎏(BMI:20.4)まで増えていた。


しかし、この食生活を維持することができたのは決して私の努力だけではない。正直なところ、自分に好都合なことが重なったのが一番大きかった。

人員補充により元の定数に戻ったため職場での業務負担が徐々に減ったこと。早番や遅番など生活リズムが狂いそうなシフトから、毎日同じ時間に出勤できる勤務帯に異動になったこと。夫が私の勤務地に近い場所への引っ越しを提案し実現してくれたこと。妊活に理解を示し、応援してくれる上司・同僚がいてくれたこと。

恵まれたタイミングで自分が想うように環境が変わっていってくれたことが、目標に近づけた大きなポイントだったように思う。

妊活は自分の努力だけでは、きっと続かない。


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