塩へのこだわりの話


こんにちは、歌って踊るデザイナーのHagamiiです。

塩の話とは、学生時代の恩師がしてた例え話です。

塩の話とは

ダンス舞台の脚本と演出を考えていて、その指導・監修をしてもらっていたときのこと。

登場人物の裏設定だったり、
セリフから曲入りまでの間だったり、
広い舞台の上での立ち位置の数歩ぶんだったり、

正直、お客さんには気付かれない「細かすぎる意図的なこだわり」が大事だ。

ということを教えてもらいました。

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たとえば、一流の料理店では「塩」にさえ、世界中の塩の原料を見て周り、いちばん作りたい料理に適した塩を選ぶだろう。

それはお客さんの口のなかに入ったときに、まさか「この塩は○○産の岩塩を原料としたものを使っているのね!なんてセンスのいいことでしょう!」などと気付かれることはない。

それでも、
なんかとっても美味しい!
ここのお店の料理は他のお店とは違う!
という感想にはきっと繋がる。

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一言一句そのままではありませんが、内容はこういう話です。

それからは、仕事でも歌でもなんでも、
もしも誰にも気付かれなくても私はここにこういうこだわりをもってやるんだ!
という意識を大事にするようになりました。


他人の塩を知る

さらに、この塩のこだわりは、
他人を知るときにもとても役立ちます。

この人は、このドキュメントに、この配信に、この作品に、このミーティングに、どれだけ心を配っているかが分かるようになりました。

ときには、自分をがっかりさせることもある。
でも、これのおかげで、他人を本気で信じることもできるようになりました。


塩の使い方

以来、何をするにも、
頭フル回転!
神経を研ぎ澄ませる!
と、手の抜き方が下手にもなりました。
めっちゃ疲れます笑

いま文章をかいているけど、句読点ひとつ、改行ひとつ、語尾ひとつとってもそう。

逆に、この塩へのこだわりができないくらい忙しくなったり、疲れているときには、自分を休ませなきゃなとも気付きます。

塩は自己管理のバロメーターにもなるんです。


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ちなみにこのnoteでは、塩をこだわりはじめると更新が続かなくなるので、そこそこの塩にしておこうとおもいます。笑



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