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20220322_ミロ展

寒くてそこそこまとまった雨だぁ。もう今日はマフラーしてもいいでしょう、寒いもの。


アレルギーか花粉かわからないけど目の周りが痒くて、今日の朝起きたら瞼が腫れていた。目薬が効いてないのかな。

昨日は午前中仕事を終えた後、渋谷東急文化村でやってる「ミロ展」を観に行った。ミロの作品一つも知らなかったけど、行ったらめちゃくちゃ楽しかった。あんなシュールレアリティスティックな絵を描いているのに、ミロは日本の陶芸や浮世絵などの日本工芸、日本文化にどハマりしてその影響を受けてたんだそうな。美術館の解説が丁寧で、とてもわかりやすかった。バルセロナ生まれで日本に行ってみたいという気持ちを持ちながら、当時の世界情勢や国内の混乱で海外へ赴くということも出来ず、念願の初来日はミロが73歳の時だったそう。なんか、わたしは常々フィンランドとオランダに憧れがあって、一度は行ってみたいと思うものの結局30何年生きててまだ行ったことはない。でもこれを知った途端、わたしそのうち行けるようになるわ、と勝手に感じた。今行かなくても、行けるわきっと。

さっき美術館の解説がわかりやすかった、と言っときながら「いやでも、やっぱ解説なしで『はじめまして』の気持ちで作品に向き合おう」としばらく解説をガン無視して作品をみた。なんか、狂気、怖い。色が暗くて、つかみどころがないから、作品に吸い込まれそうになる。恐怖。でも、一つの作品からそういう感情を引き起こされるということは、美術に鈍感なわたしでさえそう思うということは、やはりなにか作品に「力」があるんだろう。

作品にとって「体裁を求める」ほど意味のないことはないのかもしれない。「意味を求める」もそう言う点では無意味。そこには作品が存在して、ただその作品に「力」があるだけ。いや、力もある、なんてのは勝手な意味づけだ。

…思考がぐるぐるしそうなんで、そろそろ、終わろうかな笑

作品に対しては「恐怖」とか言ってしまったけど、生前のミロの様子を残した動画をみると、屈託なく笑う、優しい表情を浮かべている。なんか、それをみてわたしは勝手に元気づけられた。

ミロという作家を知れて、昨日は本当に良かったと思う。

2022/03/22  9:15

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