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自分とつながる

自己探求と、自分を解放して楽に生きられる方法をたくさんの人とシェアしていけるようになりたいと思い受講している、ビリーフリセットリーダーズ講座。                              師匠の大塚あやこさんの講義で自分の中にあるビリーフ(苦しみの元となる信じ込み、思い込み)への理解を深め、自分自身の内面と向き合って掘り下げていき、さらに受講生仲間どうし、お互いにカウンセラー役、クライアント役となり練習セッション(自主トレ)を重ねていきます。            

練習とはいえ、カウンセラー役の時はもちろん、クライアント役の時も、大いに自分と向き合うことになるのでみんなめちゃくちゃ真剣だ。

そんな自主トレで、先日、大発見。                  その時、仲間にやってもらったセッションは、エンプティチェアワークという、2つの椅子を使って、自分の中の葛藤・対立している2人の自分を対話させ、言い分を聴いていくというもの。  

私の中では、「まわりの期待に応えなければ」「求められている役割を果たさなければ」という、ある意味本心ではないところで、いい子の顔をしている『ハリボテちゃん』と、自由に伸び伸びと、自分らしさ全開でただそこにいる『たましいちゃん』が対立していた。  

2つの椅子をハリボテちゃんとたましいちゃんに見立てて、それぞれの椅子に座ってみると、座った瞬間にはっきりと体感を感じ、潜在意識の世界に入っていく。                             身体の感覚をたよりに、自分の中のハリボテちゃん、たましいちゃんとつながり、お互いに言いたいことを伝え合っていく。

ハリボテちゃんは、小さい頃から、自分の本心を消してまわりの大人の期待に応えようとして、でも求められるような子に全然なれない自分をいつも責めている、劣等感の塊のような子。                          いつも伸び伸びと楽ちんそうでキラキラしているたましいちゃんのことを、うらやましいと思っている。

たましいちゃんは、そんなハリボテちゃんに対して、「なんでいつもそんなこわばった顔してんの?」「もっと楽に自分らしく、好きにしてればいいじゃん!」って思っている。お気楽。自由。

対話していくうちに、小さかった当時は口に出せなかったハリボテちゃんの本心が出てくる。                         「みんなみたいに上手にいろいろできない私はダメな子」「期待に応えるためにやりたくないこともやって、波風立てないために、思ってないことも自分で思っているかのように言ってきた」「自分のことが嫌い」「自分のことが好きになってみたい」「だから変わりたくて、絶対変わってやるって思って、いろいろチャレンジして、できなかったこともできるようになってきた。それなのに、できるようになったのに、スッキリしない。心が楽にならない。どうしてなの?」                        「そのままの私じゃ、なぜダメだったの?」「なぜ、変わらないといけなかったの?」「そのままの私では、愛してくれないの?」「そのままの私でいいって言ってよ…」                        「つらかったよ~!」「しんどかったよ~!」「悲しかったよ~!」涙があふれる。

それを聴いていたたましいちゃんは、あることに気がつく。今まで、暗くてこわばった顔をしてるハリボテちゃんに対して「なんでそんなふうなの?」って思っていたけど…ハリボテちゃんは、そんなに苦しんでいたんだ?あれ…もしかして、ハリボテちゃんがそうやっていい子の顔をする役割を頑張ってくれていたからこそ、その奥で私は、傷つかずに伸び伸びとしていられたの…?私を守ってくれてたの?              

だって、小さい頃に、このたましいの私が表に出て自由すぎる振る舞いばかりしていたら、まわりの人や親から、わがままな子とか変わった子と見られて、愛してもらえなかったかもしれない…。嫌われて、見放されていたかもしれない…。                               私が今こうしていられるのは、ハリボテちゃんのおかげなんだ…。

その瞬間、身体の力が一気に抜けた。「そうか!そうだったのか!そういうことか!」「気づかなかった!やっとわかった!」っていう言葉が、自然と口から出てくる。                             ハリボテちゃんに対して、ごめんねとありがとうを何回も何回も言った。 座布団をハリボテちゃんに見立てて、抱きしめた。

あやさんが講義で言っていた、「ビリーフは生存戦略」という言葉が腑に落ちた。                               子どもは、親に(大人に)育ててもらわなければ生きていけないから、嫌われないために、愛してもらうために、生き延びるために、無意識にその設定をする。                               設定をした自覚がないまま成長していき、子どもの頃にしたその設定がそぐわない年齢になり、なんか苦しい…うまくいかない…となって初めて、自分の問題に気づく、ということなのだろうと思う。 

な~んだ。「できない私」も、「期待に応えないといけない私」も、自分が自分のためにした設定だったんだ。

でも、それがあったからこそ、今こうして生きている。        「自分を大切にする」とか「自分を愛する」という言葉に初めて出会った時は、えっ?それどういうこと?自分のことなんて好きになれるはずないのに、そんなことできるわけないじゃん…って思ったけど、今回のセッションで、過去の自分自身の健気さをいとおしく感じることを通して、自分に感謝するということが体感できました。                  これが、自分とつながる第一歩かな。 

自分自身とつながって、自分が自分の最大の味方でいられれば、人からどう評価されようと、まわりで何が起きようと、安心していられて、人生にとてつもない希望が見えてくる気がする、今日この頃です。             

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