辞められない不思議。何事もズバッと辞められる人間でいたい…

私の中高生活は、部活を中心に回っていた。あの部活に入ったのが、私の人生での一番の失敗かもしれない。

私は部活に入ってすぐ、何を言ってるのかわからない奴、として「いじられキャラ」になった。いじられキャラとは危ないもので、いじめと紙一重なのである。

おそらく周りは「いじってるだけ」だと思っていただろうし、私も「いじられてるだけ」だと思っていた。思おうとしていた。


具体的にどんなことをされていたかなんて思い出してもなんの得もないが、とにかく何やってもOKだと思われてたし、発言権もなかった。


私はそんなクソみたいなやつらを見返したくて、スポーツ自体を頑張った。レギュラーをとって、何も言えなくしてやろうと思ったのだ。その作戦は案外うまくいって、中3の終わりの方に、一瞬だけ、人権を獲得した。


しかしまぁそんな部活辞めてしまおうと思っていたわけなのだが、「部活辞めるような奴は、何も成し遂げられない」という監督の言葉が引っかかった。私たちの学年は全員中学で辞めようとしていたので、後輩が心配になり、ついには学年の中で私だけ、辞めないという選択をしてしまう。


私の両親が、どちらも昭和の運動部育ちで辞めずに続けていた、というのもあるかもしれない。


それからはやりたくもないスポーツを、高校に上がったので下っ端になりやりがいも感じられずに続け、精神的に追い込まれることになる。今なら絶対やめる。


でも当時の私には、それをやめたら何も残らない自分が怖くて、辞めることができなかった。


授業からは取り残されて成績不良。朝は苦手だし学校も苦痛だったので遅刻ばかり。夜は眠れずに授業中爆睡。先生からは目を付けられ、自称進学校ゆえに「お前が受かる大学はない」宣言までされていた。周囲からも、部活しかやってない素行不良なバカ。と思われていた。(と、思い込んでいた)

部活を辞めたら、本当に人として誰からも認めてもらえないと信じ込んでた。


ゆえに、全ての悪の根源と言ってもいい部活を、6年間続けていたのだ。同期はいとも簡単にやめていくのに、私は何年たってもやめられなかった。

部活に入ったことと同じくらい、辞めなかったことも後悔している。



私はその経験から、自分が嫌だと思ったことはきちんと辞める、ということを身に着けた。大学を辞めたことが正解だったかは今のところ分からないが、その決断ができたのは、中高での部活の経験が生きている。


ところがどっこい、このnoteの目的は、専門学校を卒業することである。つまり、当たり前だが、辞めてはいけないのである。やべぇ。



私が辞めたいと思わないように自分をマネジメントしなくちゃいけない。方法は今のところ分からないけど。通ってみないと何とも言えん。


辞めることを覚えたのんちゃん、果たして卒業できるのか。。。不安である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?