〜その日は突然くる〜 子どもだけで寝るようになった

夫が子ども用にベッドを組み立ててくれていて、準備は出来ていたけれど、私はもう3日くらいあとに、「週末から親子別で寝る生活を始めよう」と考えて事前に子どもにも話していた。

しかし、「今日から◯◯ちゃんたちだけで寝るから」と突然の宣言。2人で話して決めたとのこと。

え、私は心の準備がまだ!「ママは、2人と最後に寝るときにちゃんと今までありがとうってぎゅっとしたいと思ってたんだよ!」と伝えたが、ふーん、てなご様子。クール。もう気持ちがウキウキと完全に子どもだけで寝る方向に進んでいるようだ。

仕方ないので、急遽その旨を伝えなおして、ほっぺにちゅっとかぎゅっとかしたが、、某日、手持ち無沙汰の20:00過ぎを迎えることになった。

突然のことに、ソワソワと落ち着かない。夜時間のリズム、生活スペースがガラリと変わってしまった。私だってせませまでぐいぐい押される就寝環境を改善したかったから望んでたことに違いはないのだが。

ここまで書いて、「魔女の宅急便」のキキの旅立ちを思い出した。

キキはラジオの天気予報を聞いて、旅立ちの日を急遽前倒すことに決める。「私決めたの、今夜にするわね」とお母さんに伝える(というか、言い放つ!)。それを聞いたキキのお母さんが焦りながら「だって ゆうべは ひと月のばすって…」って言う気持ちが分かった気がする。

キキは全然譲らず「次の満月が晴れるか分からないもの。私 晴れの日に出発したいの」と言って準備に走る。勝手言いやがってー!…でも、いいぞ、もっとやれと思う。育ってくれて本当に嬉しい。

成長って、きっとそういうものなんだな。

今日はちょっとしょんぼりしつつも、広々と寝ようと思う。