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サラリーマンのベストな資産運用 第6回株式と債券のバランス型投資信託は購入すべきか?

 よく投資信託の書籍やファイナンシャル・アドバイザーの方は、分散投資の観点から、逆の動きをする株式と債券の購入を勧めます。
 また、リスクをあまりとりたくない方には、債券の割合を増やすように提案されます。ターゲットイヤーなども、年齢が上がるにつれて、値動きの小さい債券の比率を増やしていきます。
 では実際に債券の購入すべきなのでしょうか?

 長期積立投資と言う観点からは、私の個人的な見解では、債券は購入すべきではありません。

 何故か?

 債券は、言い換えるならば定期預金のようなモノです。債券の国債、地方債、社債は、購入して、決まった年数所持すると、数パーセントの利子を上乗せして買い取ってもらえます。元本割れする事無く、資産を増やす事が出来るので、ゴールドなどと同様に安全資産として不景気に購入される傾向にあります。
 確かに、債券を所有していれば、世界恐慌やリーマンショックなどの経済危機が起こった場合、一時的に資産を守ってくれるでしょう。
しかし、長期積立投資で資産を増やすと言う本質にたちかえれば、そのモノの価値が変動しているだけで、いつ上がるか下がるか判らない債券やゴールドに毎月積立投資をする意味があるでしょうか?
 私たちは、経済は成長を続けると言う概念の上に積立投資をしているのです。経済チャートをご覧になれば分かると思いますが、上下はあるものの右肩上がりに上昇しています。
 絶望的な景気停滞時においても、株式の投資信託を安く買い集める事が出来ます。この様なチャンスの時期に、株式と逆の動きをする価格の上昇した債券を購入すべきではありません。
 もしリスクを取らずに資産運用したいのであれば、わざわざ元本割れをする債券の投資信託を購入せず、満期まで所有すれば元本が保証される米国国債(年利約3%)や社債を直接購入した方が賢明です。
*日本国債は金利が低すぎるのでオススメしません。
 よって私は、全世界株式インデックスファンドへのニーサやイデコ口座での毎月の積立投資をオススメします。

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