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【昔話】自分の職場で職質された話

こんにちは。素直なおなすです。
記事を訪ねてくださりありがとうございます。

「#私だけかもしれないレア体験」というタグがあり、思い出したのがこの話。

結構昔のことなので、昔話風に書きました。
普段こんな話し方はしておりません。

超くだらない話です。
心してどうぞ。


むかしむかしあるところに、素直なおなすという名のおなごがおったそうな。

今は違う境遇におるが、当時は夜遅くまで仕事に励んでおった。

その日も懸命に働いておったのだが、おなすはふと気づいた。

「おや、そろそろ日を跨いでしまう。
夜ごはんを確保しないとなあ」
と、あと数十分後には閉まってしまうコンビニへ。

コンビニで夜ごはんを確保したおなすは、早く食べたくて意気揚々と車で戻った。
しかし、戻ったのは自宅ではなくて職場であった。
まだやることが残っておったのでな。

車のエンジンを止めて、室内灯が煌々とついた車の中で1人、
「ごはん♪ごはん♪」
とニコニコ歌いながら降りようとしていたところで。

車の窓がノックされた。

驚いたおなすが前を見ると、おなすの車の行く手を阻む形でパトカーがおったのじゃ。
赤色灯もご丁寧に消した状態であった。

なんのことはない。
警察の方は、こんな夜遅くに職場に入っていくおなすの車を見て、これは怪しいと思ったのだ。

おなすは、ノックしてきた警察の方に、それはそれはにこやかに対応したそうな。

もちろん全て正直に白状した。
ここで働いておって、仕事が終わらんのだと。
免許証も見せた。

警察の方もにこやかにお話してくだすって、すぐに会話は終わり、パトカーは去っていった。

1人残ったおなすは、それはそれは冷や汗をかいたそうな。

何を焦ったかって、夜遅く、室内灯のついた車の中で1人ニコニコしながら何やら口ずさんでいる自分の姿を見られたのではなかろうかと。

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