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すき焼き風でも、牛肉と焼豆腐で【日々のこと】

糸こんにゃくが期限間近、白菜と椎茸も早く使いたい。
焼豆腐がないけれど厚揚げあるから、すき焼き風に煮込むかな。
贅沢風な、庶民料理。

冷凍庫を漁るが、肝心の牛肉が無い。
”あっさり豚でも、いいかなぁ”
そもそも「~風」だし若くもないし、平日なんだし。

替わりに厚揚げに焦げ目を付けて、ひと手間。
こんがり美味しそうで、ひとくち摘まむ。
仕上げに残ってた刻みネギをふる。余らず全部使えて満足。
いろどり添えての晩ご飯。

「豚でも、おいしいよ。」とは、いつもの妻。
私も続いて、豚肉の味を確かめる。
”うん、まぁまぁかなっ”

確認を終えたので、がっつき始める。
色々一緒に食べたい私は、
ネギのかかった豚肉と厚揚げをタマゴにくぐらせて頬張る。
”カツ丼の味がする…”
葱に豚に衣に割下、そして卵じゃ、そりゃカツ丼ですよね。
焦げ目が更に念を押してきます…

「すき焼きというより、カツ丼の味しない?」
「ホントだっ!するするっ!すっごいするぅー!」

オススメの組み合わせを伝え、衣の多い端の厚揚げを渡すと、
「ただのカツ丼じゃんっ!すごいじゃんっ!もう、すき焼きが全然見つからなーい!」

妻が楽しそうなので、まあいいか。
いつもの平和で平穏な平日。
贅沢風だけ吹き去ってしまったので、近い週末にしっかりとしたすき焼きでも作ろうかな、暑いけど。

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