coda あいのうた

coda あいのうた

children of deaf adults
また映画で泣いてきました😭😭😭
以前、WSSを見に行った時に予告で流れていて、見たいなと思っていた映画。

マサチューセッツ州の海沿いの町に住む、ある高校生の女の子ルビーのお話。
両親と兄がろう者の家族と共に育った、聴者の彼女は、家業である漁業のために、毎朝早起きして家族のために通訳として過ごす彼女。
そんな中、学校の憧れの男の子、マイルズと同じ、合唱サークルに入ることに。
自分の歌が好きな気持ちに気付き、音大進学を目指すものの、家族の反対に卑屈になり、一度は進学を諦める。
家族と同じ、ろう者だったら良かったのか⁇
世間からは仲間外れにされがちな障がい者かもしれないけど、ルビーからすれば、自分が疎外感を感じることもあって。
その状況だからこその悩み、なんだなと気付かされた点でもありました。

そんなふうに悩んでいる中、学内行事で、合唱サークルの発表会。
ルビーの家族も見守る中、
ルビーとマイルズがデュエットする場面で、音が全く無くなる時間があって。
そこがとても印象的でした。
曲に合わせながらうなづく人。涙を流す人。思わず笑みを浮かべながら聴く人。
その人達に聴こえている音楽が、ルビーの家族には何も聞こえない。
ピーーーンと、私の耳鳴りの音だけになり、ちょっと怖かった💦💦💦

家族のために生きるべきか、自分の好きな気持ちに正直になるか。

発表会の帰り、夜空を見上げながら、お父さんから、俺のために歌ってくれと言われ、ルビーが歌うシーン。
お父さんは聴こえないけど、ルビーの喉や胸元に手を当てて、ルビーの声の振動を感じようとする場面。
娘の可能性を理解しようとする気持ちや、自分に分からないものを必死に掴もうとする様子に、心を打たれました。

障がいのことがもっと前面に出てるのかと思っていたけど、それよりも、家族愛の印象が強かったかも。
とっても良い時間でした❤︎

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