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在宅勤務するために仕事を辞める

これの続き、というかこの話の前段の話。

この前段で、東京まで行ってNLPコーチングを受けたのにも理由があったんです。
ちょうどそのころ、仕事を続けていたら自分のやりたい生活ができない、このまま仕事を続けられないかも、と少し悩んでいたんです。
仕事が、絶対に在宅勤務ができない、休みは取れるけれど、家族が病気になると「ああ、仕事に行けなくなるどうしよう」と思ってしまうこと罪悪感があったりとかして。
仕事休むことに罪悪感があるというより、家族が体調悪いのに、こころここにあらずというか、早く治らないかなと思ってしまう自分が許せなかったというような感じだったのですよ。

今でも変わりませんが、家族が一番大切なので、本当にこんな自分に嫌気がさしていました。
だって、家族が病気で苦しんでるのに「どうやったら早く治るかな、どれくらいで仕事いけるかな」と思うのって、嫌ですよ。
別に職場の人たちもそこまでして仕事来なくてもいいと思ってたと思うけど、なんか当時の私は全方位そつなくこなさないといけないと思っていて、こんな気持ちになってたんですよね。

そんな背景もあって、仕事を変えないといけない、でもできたら家で仕事したいな、という相談から始めたんです。
事務系の仕事しかしたことなくて、転職となっても在宅ができるかわからない、そしたら起業したらいいかも、と安易に考えて、起業応援みたいなのもしている講師を選んだところがあります。

そうやって、ふわっとしたゴールのままコーチングを始めたのですが、これがよくなかった。
コーチングのゴールがちゃんと定まっていない、それにコーチとの認識の差もあった。ちなみにコーチ側はここの確認は丁寧にしないといけないですが、これもなかった。

その結果、「家族のために仕事を辞め、今までの自分のキャリアを生かして同じような女性を助ける。あなたのキャリアは珍しいから、いくらでも相談したい人はいると思う。だから、今すぐ独立しなくてもいいけれど、会社でしかできないことをやりきって、辞めて独立したらいい。会社でしかできないことは何?管理職?ならそれに挑戦したらいいんじゃない?」と言われました。

でも、その時言っていた私の経歴なんて、世の中にごまんといるんです。
元正社員×元事務職×家族が大事、みたいな人ってことだったら、いくらでもいるでしょう?そして、困りごとに共感はできるかもしれないけれど、そこへの解決策はみなそれぞれ・・・
だからカウンセリングはできるかもしれないけれど、解決にはならない。
何より、同じ状態の人はいくらでもいてて、もうそれを売りにしている人もいてる状態という。
でも当時、そこまでしか、答えを出せなかったんです。
これは本当にコーチの質問力による。それに、上記の答えの中には、私が出し切った答えではないものも入っている。
それは、「あなたのような経歴の人はいないから、独立しても大丈夫」みたいな話。

今の自分であってももう少し先の答えまで出せると思う。

確かに、仕事を辞めるのに経済的な制限はあるけれど、「まず何を優先しているか」「この条件がこの人には大切だ」という共通認識がなければ全然役に立たないゴールとそれまでの過程が出てしまう。
私みたいに、漠然と悩みが大きくて、でも自分の言葉で表現すると「家族のために仕事を辞めたい」という表現になる。
たしかに間違いではないけれど、「家族のために自分が納得できるように動けるような仕事にしたい」というのが正解で、そのためにどうするべきかを考える必要があったと思う。

だから、こんな答えになったし、遠回りしてたんだよなあ(しかも遠回りと気づかず、そのまま軌道外れてどっかいきそうだったという)

怖いことに、当時はめちゃくちゃ大切な答えが出たと思っていたし、実際管理職もしています。
でも、たぶんこれじゃなかった。管理職の方が自由は効く部分もあるけれど、当然ながら責任も重くなったので休めなかったりする日もある。
これを信じ切ってしまったのが人生を遠回りする原因になった。

なぜ信じ切ってしまったのか、それは全然違うところに根本的な理由があって、その理由はもっと時間が経たなければ認識できないのだけれど、本当にこの時は信じ切ってしまったのだよなあ。



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