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英語教員のためのChatGPTのプロンプト集を日本語教育用にカスタマイズしてみました!

英語科の先生が、ChatGPTに授業準備を手助けしてもらうためのプロンプトがシェアされました。
聖光学院中学・高等学校の高木俊輔先生のご厚意です。

今年度、語学教育センター長を拝命した私は、センターの先生方に紹介するために、さっそく自分でも試してみました。
とは言え、英語のプロンプトをそのまま使って、その妥当性を判断することは難しいので、日本語教育のプロンプトに書き換えて試してみました。

高木先生の英語のプロンプトを貼り付けた上で、ChatGPTに対して、以下のような指示を出しました。

上記のプロンプトを参考に、日本語教育用のプロンプトを日本語で作成したいです。 無料版のChatGPTにそのまま貼り付けても、的確な出力が得られるようなプロンプトを考えてください。

高木俊輔先生のプロンプトを日本語教育用に改変より

英語のプロンプトを日本語に訳して作成しているためなのかもしれません。よく見たら「選択肢」のことを「回答オプション」と表現していたりして、ちょっとしっくりしないところがあったので、ChatGPTとやりとりしながら、自分でも手を入れて改変していきました。

日本語教育については門外漢なので、Google Bard に日本語教育についてのアイデアを出してもらってそれをChatGPTに持ち込むという工夫もしました。
ChatGPTが出力したプロンプトの改善案をChatGPT自身に提案させ、テーマや条件や設定を決めることでが出力が安定するように調整もしました。

できあがったのは、たとえば、以下のようなプロンプトです。

日本語学習者向けに、形容詞の使い方に焦点を当てた選択問題を作成したいです。この問題は、大学生活を描いたシナリオを基にしています。留学生のエミリアと日本人学生のケントが登場するシーンを想像し、彼らが大学でのさまざまな経験を通じて遭遇する状況を描写してください。
各問題は空欄適語補充形式で、以下の条件を満たしてください:
「な形容詞」を正しく使う方法に関する理解を深めることを目的とします。 文章は大学生活に関連した内容で、エミリアとケントが交流する場面を描写します(ただし、毎回両名が登場する必要はありません)。 各問題には4つの選択肢を設定し、1つだけが正解です。 不正解の選択肢は、文法的には正しいが文脈上は不適切な形容詞でなければなりません。
例: エミリアは、ケントが_________話し方で自己紹介をしているのを聞いて、すぐに彼と友達になりたいと思いました。
A) めちゃくちゃな
B) 元気な(正解)
C) 静かな
D) 退屈な

日本語教育用プロンプト試行【原案:高木俊輔先生】より

上記のプロンプトから出発してあれこれ試しましたが、素材となる長文も作成してくれましたし、「日本語学習者のための長文内容一致問題」も作ってくれました。

これはまだほんの序の口。
これから語学教育センターの先生方に使い方を紹介し、ひとまずは無料版でのトライになりますが、さまざまな言語で可能性を探ってもらいたいと思っています。


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