【ネタバレ注意】　『縫修師ライム・ライト』　企画書

このテキストは、2019年9月29日の「星海社持ち込み企画」の為に、『ライム・ライト』の短編と共に用意したものです。

企画書の性質上、物語のラストまで書いているので、「なろう」や「カクヨム」での長編連載を毎回楽しみにしている人達には完全なネタバレになってしまいます。

公開のタイミングはずらしますが、当時提出した『ライム・ライト』短編も、今回同時に公開予約をします。

「note」の投稿テスト、的なものと思ってください。

野中炬燵の「note 」アカウントは、「持ち込み企画」で提出した2つのテキストを置いて、年越しします。

では、良いお年をお迎えください♪

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(一枚目)

企画書

『縫修師ライム・ライト』

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(二枚目)

●　『ライム・ライト』が対象としている読者

※　ライトノベルやアニメ、ゲームが好きな男性と女性

※　巨大ロボット物が好きな男性と女性

※　ハートウォーミング物が好きな男性と女性

※　ボーイズラブが好きな女性

●　長編としての構成

「女の子の夢」と「確率操作」、「巨大ロボット物」、そして「ハートウォーミング」路線の要素を持つ多キャラクター作品です。

女性向けとして、男女のカップルとボーイズラブ路線の両方をメイン・キャラクター二人に担わせました。

一話を10万文字～15万文字で展開し、一話完結式の物語を積み上げてゆきます。

総ボリュームは、最低でも10話程度かそれ以上。

●　連載を行っていたプラットフォーム

『縫修師ライム・ライト』(「小説家になろう」)
https://ncode.syosetu.com/n5194ds/

『縫修師ライム・ライト』(「カクヨム」)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882346766

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(三枚目)

●　ストーリー

一周勝利は、都内で一人暮らしをしている。幼い頃から不運体質で自身と周囲をアクシデントに巻き込む傾向があり、その事で長く悩んでいた。

ある日、吸魔という闇の獣に襲われ、連続する三日間を過去から奪われてしまう。それにより、勝利の過去は一部が書き換わってしまった。

吸魔の「三日吸い」に遭った者は、いつか必ず同種の魔物に変わってしまうという。その時、魔物を人間に戻す術を持つ神々が、何人もの被害者を救ってきた。

彼等は、「縫修師」と名乗っている。

緑の縫修師ライム・ライトが勝利の担当となり、いつか勝利が闇の魔物となった時、パートナーと共に縫修を行う。それは、光域の神々が決めた事だった。

しかし、勝利は人間としては異端な存在だ。身の内に「勝負神」を宿し、彼は任意に確率操作を行い、結果として訪れる結果を変える力を持つ。

それは、遠い過去に失われた「運命神」の力に似ていた。

一方、敵対する闇の世界には「時神」が王として君臨し、「空間神」が彼を補佐している。闇の神々は、地上にいる筈の「鍛冶神」探していた。

人間が地上で文明世界を謳歌している現代。神々は人々に紛れる為の器を用意し、不死の存在である事を偽って人間に偽装していた。

勝利のアルバイト先まんぼう亭は、その神々の中でも縫修師達と彼等を束ねる神の拠点だ。

「勝負神」は勝利を器にしながら五月雨百合音という少女と出会い、勝利は緑の縫修師ライムに惹かれてゆく。

やがて、時間の操作ではかつての運命神を再生できない事を受け入れ、時神は絶望する。「三日吸い」はその為に行われていたが、運命神が未来に向けてかけたロックは解錠が不可能なものだった。

空間神は、神々と人間の死滅は望まないが、世界の変化には肯定的だった。

世界が変化する中、それぞれ自分の世界には属していない相手に恋をした為、勝利と勝負神は決断する。勝利は「生」と「性」を捨てる為、勝負神は「生」と「性」を獲得する為、互いの存在を密かに入れ替える事を。

その二人が完全に分離する為には、吸魔の因子を鍛冶神の工房で焼却しなければならない。分離が始まるまでほんの一瞬、勝利と勝負神はその存在を否定される事になる。

入れ替わるとは知らず、ただの分離と信じ、その間世界を支える為に立ち上がったのは、ライムを始めとする縫修師達だった。

分離は成功するが、勝負神は空間神に連れ去られてしまう。空間神は確率操作を再生の要と考えたが、「その考えこそが最初の堕落を引き寄せた」と勝負神に拒まれる。

神と神が争い、人間は神々の存在を知る。

再生を始めた地上では、勝利となった勝負神と百合音、湖守から店を引き継いだ人々も生き残っていた。

天界では、勝負神となった勝利が新しい鍛冶神・湖守や仲間達に、勝負神と自分の思いを正直に語る。

勝利と百合音は、共に見上げた。空に浮かぶ輝く門を。

「勝利は言っていたよ。ライムさんは、自分の中に分岐を作ってくれた始まりの神、なんだってさ」

『縫修師ライム・ライト』は、ボーイズラブの要素を練り込みつつ、神々が新しい世代を受け入れ、天界、人間界の転換点を描くハートウォーミング路線のロボット物大河ドラマです。

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(四枚目)

キャラクターの紹介

※　●は、光域の神、彼等と親しい人間
　　◇は、闇の神

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●　一周勝利　(いっしゅう　まさとし)
　　　　24才、男性
持って生まれた不運体質に悩む、都内在住の人間。上空に浮遊する謎の人型物体を目撃した日の夜、時を食らう闇の怪物に襲われてしまう。

●　勝負神
　　　　男神
神格が定かでない。人間どころか神々の関わる事象についての確率操作まで自在に行う。

●　ライム・ライト
　　　　男神
第二神格神で、緑の縫修師(ほうしゅうし)。パートナーは、緑の縫修機ダブルワーク。勝利の縫修担当神として、勝利と行動を共にする事が多い。

●　ダブルワーク・グリーン
　　　　男神
第二神格神で、緑の縫修機。パートナーは、ライム。人間の姿の他、人型の巨大ロボットの姿を持っている。ヴァイエルとしては大型。群星機としての輝きを持つ。

●　ミカギ・シャイン
　　　　女神
赤の縫修師。パートナーは、赤の縫修機チリ。第二神格神で、三人いる縫修師の中では唯一の女神。まんぼう亭のウェイトレスでもある。

●　チリ・レッド
　　　　男神
第二神格神で、赤の縫修機。パートナーは、ミカギ。人間の姿の他、人型の巨大ロボットの姿を持っている。ヴァイエルとしては大型。巨星機としての輝きを持つ。

●　ツェルバ・テラシ
　　　　男神
黒の縫修師。パートナーは、黒の縫修機スールゥー。第二神格神で、少年神。まんぼう亭に常駐しているライム達とは違い、何故か外出頻度が高い。

●　スールゥー・ブラック
　　　　男神
第二神格神で、黒の縫修機。パートナーは、ツェルバ。人間の姿の他、人型の巨大ロボットの姿を持っている。ヴァイエルとしては大型。暗黒星雲機としての輝きを持つ。

●　湖守昇　(こもり　のぼる)
　　　　男神
第二神格神。飲食店・まんぼう亭の店主であり、ライム達縫修師と縫修機を束ねるリーダーでもある。鍛冶神づきの神として、今も彼との繋がりを維持している。

●　及宇理亜　(のうりあ)
　　　　女神
第二神格神で、幼い姿を持つ少女神。普段は粒子化し、まんぼう亭の入っているビルを包んでいる。

●　五月雨百合音　(さみだれ　ゆりね)
　　　　16才、女性
勝利の住むアパートの隣に建つ一戸建ての住人。極普通の人間で、女子高生。

●　不二　(ふじ)
　　　　男神
鍛冶神の造った護衛用ヴァイエル。第二神格神で、全高は50センチとヴァイエル達の中では最も小さい。縫修機以上の武装を施されている。

●　鍛冶神
　　　　男神
第一神格を持つ数少ない高位の神で、ものづくりを司る。全てのヴァイエルの本体を造り、またライム達神々の入れ物である神造体を幾つか造り上げた。

●　石塚幹夫　(いしづか　みきお)
　　　　男神
第二神格を持つ土地守(とちもり)。大地との強い繋がりを持つ「動かず」の守護者。勝利の住む地区を管轄している。コンビニの店長。

●　真田君恵　(さなだ　きみえ)
　　　　女神
第二神格神。土地守・真田和也の姉として人間世界に紛れている。

●　瑞志那雄一　(みずしな　ゆういち)
　　　　男神
第二神格神。湖守の側近として都内で活動中。週に一度、まんぼう亭のキッチンに入る。

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◇　時神
　　　　男神
第一神格を持つ数少ない高位の神。今は闇の王として君臨している。

◇　空間神
　　　　男神
第二神格を持つ高位の神。頻繁に地上に現れる為、勝利達は「白スーツ」と呼んでいる。

◇　ハクモ
　　　　男神
今は闇に属しているが、元々は鍛冶神の近親者。少年神。

◇　神崎しゆう　(かんざき　しゆう)
　　　　女神
第二神格神。人間の世界に居場所を作り、光域の神々に関する情報を集めている。

◇　ゴズ、ビクニ、ガレダ
　　　　男神
第二神格神。闇と光、両方の属性を持つ幼い三つ子。