Netflixドラマ ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です 死と向き合う
見る前からなんとなくハマりそうなのは分かっていたのですが、まんまとハマって3日でシーズン1見終わりました。
このnoteは私が見たドラマについてネタバレありで書いていますので、各自回避をおねがいします。
私は、検死、遺品整理、遺留捜査、こういうのは見てしまう。「死」についてはどんな人生を歩んでも最後に必ずおとずれる「予定」なので気になるのかもしれない。
画像はまたお借りしてます。箱の写真探してたら意外と箱に入った猫が多かった(本編に猫は特にでてきません)
あらすじ
ハン・グルは、記憶力が凄いけど、こだわりが強く他人を関わるのが苦手な青年。父と一緒に遺品整理を行う会社「ムーブ・トゥ・ヘブン」で働いている。
で、いきなりネタバレなのですが、1話ラストでお父さんが倒れて帰らぬ人に。
ハン・グルのために色々用意していたお父さんが後見人に選んだのは、刑務所に入っていてほとんど会ったことがない叔父チョ・サング だった。
刑務所に入っていたわかりやすく粗暴な感じのチョ・サング、しかも故人であるハン・グルの父をとても嫌っていた。後見人を一度は断ろうとするが、財産目当てで引き受ける。
そうして、ハン・グルとチョ・サング、近所の幼馴染ナムの3人は「ムーブ・トゥ・ヘブン」の依頼を引き受ける
ってほぼ1話完結のお話なのですが、ベースに叔父さんと父の確執とか、ハン・グルの母親の話などがあります。
1話ちょっと挫折しそうになった
最初ちょっと挫折しそうになりました。すごく独特のスローテンポと見せ方だったので、静かすぎてちょっと寝落ちるかとおもった。
でも1話のラストでまさかのお父さん離脱しちゃうからさぁ、彼のことが気になって結局全部見ちゃったよね。
映像もドラマっていうより映画っぽいタッチで落ち着いていて結構好きだったな。
映像は時々グロい
ご飯中には見れないね。遺品整理なので、仏さんは出てこないんですが、虫は出てきますよ。BONESとかで私は見慣れているので全然気にはなりませんでしたが、見慣れない人、虫嫌いな方は覚悟して見たほうがいいかも。
社会風刺もある
今回私が全然しらなかった韓国の社会問題になったリアルな事例と結びつけたストーリーもあって、それは勉強になったのでよかったですね。
2人の人間としての成長が優しくて心地いい
グルは、独自のポリシーを持っていてそれの通りに物事を進めることを優先するんだけど、そこに彼なりの感情をちゃんと視聴者が感じられて、他の人が何かと理由をつけて逃げてしまいそうなことにも正面から向き合って気づかせてくれるとても魅力的な人だと思った。あまりわかりやすく喜怒哀楽を見せるキャラクターじゃないけど、ちゃんとそれを感じられるのは役者さんがすごいんだと思う。
最後はお父さんの遺品整理をして自分の気持ちを向き合い成長した彼がこれからも幸せに暮らして欲しいと願う。(シーズン2ありそうだけど)
サングは正反対で短絡的でわかりやすいけど、心に持っていたヘドロのような感情が遺品整理に携わることで、少しずつ洗い流されていく。最初からわかってたけど根はいいやつなんだよなぁ。でも不幸な人生だった。大人になってから過ちや誤解を認識し直すってとってもキツいと思うんだけど、グルの他意のない純粋な気持ちに感化されていたんじゃないかと思う。グルはあれこれ世話を焼いてきたり、口出ししたりしてこないからサングも心地いいんだと思う。家族として相性がいいんだろうなぁ。
シーズン2ある?
こればっかりは全然わからないけど、Netflixに「良かったよ」って評価したら作ってくれるのかな?これで終わっても全然いい終わり方なんだけど、、、最終回に出てきたフラグ的な演出とかどうなるのか気になったりもする。