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撤収。【さなコン2024】

 8月20日は「さなコン2024」の二次選考結果発表。私がエントリーしたのは「遊星Z」という作品でしたが、残念ながら最終選考には残れませんでした。
 今回かなり力を入れて取り組んだので、残念は残念。10,000字の字数制限の中で9,990字まで使って仕上げたのに。でも選考委員に刺さらなかったのだから仕方ない。

 二次選考の発表以降、私の記事「それからどうした【さなコン2024】」のPVが伸びてます。WEB検索で引っ掛かり易い位置にいるようです。

 折角なので、Pixivのアクセス解析から垣間見えたさなコン二次審査の様子をまとめてみます。

「それからどうした・・・」で取り上げた週明け6アクセスと言うのは7月1日の事でした。ここから二次審査が始まったんじゃないかと思う。
 これはあくまで想像ですが、二次選考の選考方法はこうだったのではないだろうか?

 日本SF作家クラブが人選した二次選考委員は12名。それを半数に分けてチームを組み、一次選考通過作品の半数を割り当てる。それを総当たりで確認、中から気に入った作品をいくつかピックアップする。最初のシャッフルに使ったのは、「キャプション」を使った評価だったのではないか?

 シャッフル後、ピックアップした作品の本編を評価。それらを集計し、上位の作品を最終選考へ進めた、という具合。

 作品に添付するキャプションについては、余計なことは書かず最後まできっちりあらすじを書け、と念押しされていましたから、キャプションの内容如何で天国と地獄に分かれたかも知れません。「キャプション落ち」、なんて言葉が頭をもたげます。

 最終選考が終わったところで選外作へのコメント作成。昨年の「さなコン3」では、例の1行コメントが20作品についていましたから、今回もその程度の量が審査委員ひとりに割り当てられていたのではないでしょうか。

 すると一次審査を通過したのは、200作品くらいになるのかな?
ちなみに去年の「さなコン3」では、一次通過が183作品、最終選考に進んだのが20作品でした。

 一般的なコンテストでは、エントリー作の5%が一次通過の目安と聞きました。さなコン2024ではエントリーが378作品、その5%は19作品となります。それが最終選考に22作品も残ったのですから、コンテストとしてはかなり緩い基準だったのではないでしょうか。
 これで落ちたのですから、仕方ないと諦めるしかないでしょう。

 こうして見直してみると、自分の至らなかった点というのが良くわかる気がします。キャプションなんて余計な作業と捉えていましたが、ここで明暗が分かれたかも知れないと思うと、もっと厚みを増やすべきだったと反省しています。
 今年の芥川賞候補にもなった、第1回さなコンの覇者である坂崎かおるさんのキャプションなど本編よりも長いんじゃないかってくらい、びっしりと書き込まれています。これくらい力を入れないと、選者の目には留まらないのかも知れません。

 足りてなかった面が見えてきたところで、さぁ次は!!と行きたいところですが、今回は一次通過もわからなければコメントもいただけませんでした。さなコン2024のエントリーは、「遊星Z、現る。」で取り上げましたがフィードバックコメントへの返礼のつもりで書いております。ここらが潮時かな?というのが本音です。
 本来はマンガ部門のさなコンへのリベンジが目標でした。そちらの方は再開の様子もないので、ここらで撤収しておこうかな、と。

 私は本来、字書きではなく絵描きが主体なのですから。

 これからさなコンに挑戦される方の、一助になれば幸いです。
 お疲れさまでした。

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