新しい道具が増えました
今年もいよいよ第3四半期が過ぎようとしています。目についてはいろいろなコンテストに応募してみたが、結果が出ているところでは1勝9敗。勝率1割である。よせば良いのに今年は、エントリーしたものをリストにまとめて進捗確認してしまった。ペケが並んでいくのを眺めるのは、ちょっと心が折れそうになります。
「さなコン2024」がダメだった処で、私は完全に両輪が止まりそうになり、創作はもうここいらで諦めようかと考えてしまった。さなコンにしたって、どーせコメントがついてもきっつい事しか書かれないのだし、1行だけなら腹も立つだろう。精神衛生上よろしくない。もっと気持ちが晴れることに時間を費やしてはどうか、と。
そもそもイラスト制作を始めたきっかけは新型コロナ。本来はクルマで出かけては天体写真を撮るのが私の余暇の過ごし方だった。それがStay Homeで県外への遠征が不可となり、仕方なしに家に籠ってできる事を始めた次第。ならばぼちぼちと前の生活に戻していこうかと天体撮影の機材を見直しにかかると、タイマー撮影に使っていたタブレットPCの具合がおかしい。
そもそも天体撮影は友人の影響で始めたもので、前から興味はあったけど喫煙の習慣がそれを阻んでいた。煙草の煙は光学系に深刻なダメージを与える。煙草をやめるくらいならと諦めていたのですが、ふとしたきっかけで禁煙を始めてしまい、二度と煙草に手を伸ばさないようにと天体望遠鏡を購入してしまった。そこから端を発して機材をそろえ、アマチュア天体写真家の爆誕です。(笑
天体写真というのは、出来上がる写真はド派手なものだが撮影作業は大変、地味なものである。同一条件で撮影した画像を何枚も揃え、コンポジット法という画像処理を施して1枚の画にするのだが、詳細は過去の記事「月が見ていた」でご紹介しているので参考にしていただきたい。
この同一条件で撮影をするのに、カメラをPCに繋いでリモート撮影を行うのです。
始めたときはNikonのD40を使い、腕時計のストップウォッチとにらめっこしながらレリーズを押していたのですが、Canonの一眼レフはリモート撮影用のソフトを無償で提供していたので、同好の士はこぞってCanonを買い求めるようになりました。わたしもNikonからCanonのEOS Kiss X2に持ち替え、さらにIRフィルタを改造して赤い星雲を狙うようになっていった。
それでリモート撮影に使うPCとして、屋外で使っても惜しくないように中古のPCを名古屋は大須の電気街で見つけ出した。PANASONICのLet's Noteでした。当時のノートPCはバッテリー交換ができるように配慮されていて、中古品でバッテリーがヘタっていた事もあり容量の大きいロングバッテリーを新品で買い求めます。防水を考慮していたわけでもなかったけど、Let's Noteは夜露に晒されても充分に耐えて見せる優れモノでした。
が、しかし。暗所での作業でうっかりUSBケーブルを足に引っ掛け、PCを地面に落としてしまう。液晶画面がパックリ割れてしまった。(;ω;)
修理をあきらめて代替品を探す。今度は大阪日本橋で、タブレットPCの未開封品を見つけます。LenovoのThinkPad Tablet2というモデル。
今度は画面にカバーガラスがついている(タッチパネルだからね)。バッテリーは交換できないが、電源入力がmicroUSB端子でした。これならモバイルバッテリーを繋いで給電できる。載っていたCPUがatomプロセッサだったので動作はもっさりでしたが、Let's Noteの代替として充分役目を果たしてくれました。
が、しかし。5年も使い続けていると内蔵バッテリーが徐々にヘタっていく。終いには撮影開始から2時間ぐらいでバッテリー切れのアラートが出るようになってしまって。タブレットPCの場合、寿命が5~6年程度といわれるので、ぼちぼち頃合いかと似たようなPCを探してみるけど今度はそうは見つからない。2020年のことでしたか、Windowsタブレットのトレンドが終わってしまったようで、どれもこれもクラムシェルのノートPCばかりになってしまってました。バッテリーを継ぎ足しながら屋外で長時間、という条件を満たすものはないか・・・。やっと見つけたのがサードウェーブのDiginnosというタブレット。AtomX5-8350を積んで新品が5万円くらい。Raytrek Tabを使っていたので品質に問題なかろうとポチリました。
そこでコロナショック。そして現在、Diginnosは一度も出動する機会のないまま、製品寿命を迎えてしまったのです。使用頻度が少ないほどに寿命を早めるみたいですね。(;ω;)
また代わりになるものを見つけないと・・・と折よく見つけたのがイオシスで売られていた中古品、Lenovo Tablet 10でした。
https://www.lenovojp.com/business/product/tablet/pdf/lenovo_tablet_10.pdf
用事のついでに秋葉原の店頭まで見にいくと、無造作にカゴの中にビニール袋1枚に入って置いてある・・・。どうしようと思ったけど、11,800円という値段につられて購入を決意。店員さんに「バッテリー劣化は交換に応じない」と言われてドキリとしましたが、持ち帰って確認するとバッテリー、キートップ、タッチパッドは新品に交換してあったようです。どうやらメーカーのリファービッシュ品だった様ですが、液晶画面の端に髪の毛が一本。不良落ちを安価で提供してたみたいです。
Tablet10のCPUはCeleronN4100。この世代はWindows11にネイティブ対応しているので、初期設定を終えたところでOSアップグレードしてやりました。ストレージがeMMCだった以外は満足しています。
アクティブペンも付属していましたが、このサイズならRaytrek Tabがあるしイラスト制作に使うことはないか。ちなみにペンプロトコルはWACOMのAESでした。
特に気に入ったのは付属していたクレードルのキーボード。やっぱりストロークはこれ位あったほうが私は好きです。キーピッチも狭い感じもなく、サクサクと気持ちよく文章が打てます。試してる間に短編が2本も書けました!
え?字書きはもうやめるんじゃ・・・
いやイキオイっすよイキオイ。新しい道具は気分転換に最適ですね!
( ̄m ̄)
9月末締めの公募に出してみました。モトが取れたら幸いです。
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