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友情結婚と妊活(費用編)

友情結婚と妊活(検査編)」で書いたように、人工授精をして子供を授かるまでにかかった費用について、まとめておきたいと思います。
病院によって違いがあり、また、検査内容によっても変わるかと思いますので、あくまでご参考になれば幸いです。

①初診+血液検査 3,230円
②卵管通水検査  2,590円
③精液検査    1,180円
④超音波検査   1,810円
⑤人工授精     13,000円
⑥Hcg注射     730円   計 22,540円

《妊娠確認》
⑦胎嚢確認(エコー)+カロナール 2,030円
⑧心拍確認(エコー)       1,810円   計3,840円

妊娠確定後は母子手帳をもらいに行き、以降の妊婦検診は主に自治体からの助成金が出るので、こちらでは割愛します。
授かるまでは約23,000円かかりました。1度で授からなかったら、④超音波検査で排卵日の確認→⑤→⑥のタームが続きますので、1回につき約15,000円かかる計算になります。
また、⑤のみ100%自費負担で、他は30%負担でした。

費用に関しては、当初は月20,000円はかかると想定していました。検査で不妊の原因となるような事項が見つからなかったので、長くても6ヵ月(6回)で授かるだろうと考えて、最大120,000円の支出は覚悟していました。
結果、1回で授かることができたので、23,000円で収まり、そこはありがたかったなぁと思います。

これまでも記事に書いてきましたが、人工授精をするにはタイミングが大事で、自分だけでなくパートナーとも仕事の調整をしなければいけません。月に1回しかこない、その日にタイミングが合わなければ、あと1ヶ月待つことになります。そういったところは、精神的に辛い部分でした。
ただ、友情結婚を望んだ私にとって、性行為をすること自体もかなり精神的な負担があります。というより、そういう感情が起きないので、選択肢の一つにもなりません。

シリンジ法も一度考えたのですが、私は性嫌悪もあり、高橋さんが出したものを自分の中に、自分の手で入れるなんて……と想像してもぞっとしていまい、実施しませんでした。
高橋さん自身も、私が待っているときにそういう行為をするのは、精神的に負担があるのではないか、とも思いました。人工授精も一緒と言えば一緒なのですが、自宅で採取したものを病院で扱うので、それだけでも少しハードルが下がるのかなと思います。
また、病院では排卵日の推定や、着床しやすくなるHcg注射、精液洗浄などもしていただけるので、費用はかかりますが確率はシリンジ法よりも上がるのかなとも思います。

私の友人は自然妊娠で第一子を授かったのですが、二人目がなかなか授からず、病院で排卵日の推定だけして、タイミング法を試しているそうです(不妊とまでは言われてないそう)。
人工授精は費用面で負担が大きい、という方は、排卵日の推定だけしてもらって、シリンジ法というのもアリかもしれません。また、排卵日をチェックできるものもドラッグストアに売ってあるそうですね。

人工授精を選ばなければ、性行為ができる夫婦であれば、この1回15,000円の支出はなかったことになります。
けれど、私は高いとは思いません。世の中には友情結婚でなくとも人工授精をしている人、またその先の体外受精に進む人、長く不妊治療を続けている人もたくさんいます。
授かるまでの行為は違えど、「子どもを授かりたい」という気持ちは同じですし、自分自身の身体の中に命を宿して、育てるということは同じです。

少しでも、人工授精を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

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