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友情結婚と妊活(検査編)

【2020.11.28 追記】
病院への初診の際に卵管通水検査をしたと記載しましたが、当時の記録を確認したところ、初診+血液検査、2回目で卵管通水検査でしたので、修正しています。

初診と血液検査

初めての病院は、事前に調べて、月経終わりかけの頃に行きました。卵管通水検査(後述)という、月経直後にしかできない検査があることがわかっていたので、それに合わせられるように、少し前に初診を受けました。
病院でお話したことは、「友情結婚と妊活(計画~病院選び編)」に記載しているので割愛しますが、当日に血液検査をしてホルモン値などに問題が無いかを確認しました。

卵管通水検査

卵管通水検査は卵管につまりが無いか、通っているかを確認する検査です。
当日はロングスカートで行き、検査する椅子に座らされ、戸惑う間もなく脚が開いて検査開始。恥ずかしがる間もなかったですし、内心は「うわ~こんなとこ見られるの嫌だな」と思っていましたが、先生もその道のプロなので淡々としていて、一回したら慣れました。

その名の通り、生理食塩水を通して検査するものですが、一番お伝えしたいのが痛み!(人にもよると思います)
造影剤を流す「卵管造影検査」はかなり激痛だと聞いていて、卵管通水検査は個人差あり、という感じだったので、まぁ大丈夫だろうと余裕でいました。
まず第一の痛みは、器具を刺して膣を広げる?ところから。そう、私はノンセクシャルなので男性経験に乏しく、あまり慣れていないのです。
痛みで声を出したのは初めてでした。「いたたたたた」と言わないと苦しくて、先生も「ごめんなさい、痛いですよね、少しだけ我慢してくださいね」と優しくなだめてくださったり。
もしかしてこれ、性行為していないってバレるのでは?と思いましたし、実際バレたかどうかはわからないんですが、「うーん、少し狭いのかなぁ」と先生が呟いたのは覚えています。

身体の中を開かれる感じ?ねじ込まれる感じ?中断してもらおうかと本気で悩みました。これ、ちょっと無理な痛さだ……と。
とりあえず息を深くして、力を抜くことを意識しますが、耐えられない。
そうしているとカテーテルが通されて(これは痛みより気持ち悪い感じ)、子宮でバルーンを膨らませて入口に蓋をする処置に進みました。
バルーンが膨らんだ瞬間、「いたたたたた」です。
生理痛の痛みが10倍になって一気にきた感じ。下腹部が絞られるように痛い。
そして生理食塩水が流されると、痛くはないけど気持ち悪い。

「大丈夫ですね、綺麗に通っています」と言われ、ほっとして検査は終わりました。
器具を抜いてからも、生理痛の名残みたいなものがズーンと下腹部に残っています。もう二度とこんな検査するもんか……と服を着て、先生と対面になって結果を聞いていたら、目の前がチカチカしてきました。
経験上、迷走神経反射と気付いていたので「ちょっと目の前が…」というと、手際よくやってくる車椅子と看護師さん。別室のベッドで休ませてもらえました。少し横になっていたら落ち着いてきて(でもお腹は痛い)、しばらくして先生が様子を見に来てくれました。
「とても頑張っていて、緊張されていましたからね。なる人も多いので、大丈夫ですよ、検査の結果も良かったです」と言われ、少し安心しました。ネットで見ていると、同じ境遇の人もいるみたいですね。
そんなこんなで検査は終わったのですが、痛みがすごかったので、精神的にかなり落ちてしまいました。
もう本当に!二度とするか!と思いました(笑)
しばらくは痛みを思い出して嫌になるくらい……。

一方で、その日は休日だったので、高橋さんは遊びに出かけているわけです。この検査で痛いなら、この先の超音波検査や人工授精も同じく器具をぶっさすわけですし、絶対に痛い。しかもこれを毎月、お金を払ってやりにいく。こんな辛い気持ちになってるのに、男性の高橋さんは呑気に遊びに行っている、ということがとても苛立って、悲しくもなり、近くのカフェで休んでから帰路につくまで、家についてからも、泣いていました。
その時の気持ちを表現するのは難しいんですが、なぜか、泣けて仕方なかったです。みじめさ?悔しさ?悲しさ?
今思うと、不安や怖さもあったのかなと思います。

精液検査

これは高橋さん側の検査なので詳しくはわかりませんが、運動率や濃度を調べるようでした。結果、問題なく終わりました。

超音波検査

月経から14~20日目の排卵日の少し前に検査にくるように、とちょっとアバウトな指示をされつつ、基礎体温で大体このくらいに排卵だな、というのがわかっていたので、排卵予想日の2日前に行きました。
卵胞モニターとも言い、卵胞の発育や子宮内膜の厚さ、排卵の有無を調べるものですが、これもまた器具ぶっ刺し系。覚悟はしていましたが、刺す瞬間はやっぱり痛かったです。
モニターを一緒に見ていたんですが、左の卵巣に丸いものが1つ。私の排卵予想日の2日前の時点で15mmでした。
通常、1日に2mmくらい成長するとのことなので、2日後の排卵の時には19mmくらいでしょうか。
一方、私の予想と違い、先生は「3日後に人工授精をしましょう」と判断しました。20mm超えた方が良かったみたいです。

しかし、ここでまたひと悶着ありました。
実は高橋さんは仕事の関係上、直前に有給が取りにくかったため、私の予想であってまだわからないよ、という言葉を前提に2日後に有給をとってしまっていたんです。
連続してとることもできないですし、今更3日後にずらすことはできません。私は、2日後にできないでしょうか、と聞いてみたものの、先生は「うーん、できれば3日後の方がいいと思いますが……」と。
一旦診察室を出て、高橋さんに相談しました。だから私の予想で有給取らない方がいいって言ったのに、とストレスマックスです。しかしもう有給はずらせず、もし3日後にするなら体調不良とかで嘘をついて早退するなどと言い出すので、2日後にしてもらいました。
もしこれでうまくいかなくて、やっぱり早すぎたから3日後の方が良かったねとなって、また検査と人工授精して痛い思いするのはこっちなんですけど?と高橋さんに不満しかありませんでした。
でも仕事なので、仕方がないと割り切るしかありません。1回目で初めて、共働きで妊活することの大変さがわかりました。まだお互い休暇が取れやすい仕事ではありますが、日程を合わせるのでも大変です。しかも直前にしかわからない。こういう調整が毎月あるのか……とげんなりしてしまいました。

30分くらい高橋さんとやりとりしてたので、看護士さんが様子を見に来てくださって、優しく声をかけていただいたりと、申し訳なさとありがたさでいっぱいで……。
とりあえず、先生にはごり押しする形で、2日後に決まりました。

初回なので、私も仕事を半休とることにしました。
まず高橋さんが病院に行き、精液検査をします(1時間くらい)。そして私が人工授精して、帰宅、という流れ。
結果的に思っていたより時間がかかったので、半休取っててよかったなと思いました。

人工授精当日のことは、また次の記事で。

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