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ばあちゃんのいたずら


昨日は、ばあちゃんの一周忌の法要でした。


前日、うちのちーちゃん(猫)が顔を洗っていたから、お天気が心配だったけど、法要もおわった夜にちらっと降ったくらい。
うちから歩いてすぐの山の中にお墓があって、お墓までの道中、補整されていない足元の悪い坂道をいつも皆んなで"滑りそうー!"と言いながら恐る恐る歩いてのぼっているから、お墓参りが終わったあとの少しの雨でよかった。


ばあちゃんの一周忌は、他県に住んでいる姉家族やいとこ家族も帰ってきて、一年ぶりにみんなが揃った。
その中には、前会った時には赤ちゃんだったいとこの子供で、一歳3ヶ月になる女の子もいて、先日3歳になったうちの娘もいて、ちびっ子たちの言動に終始にこやかな笑いに満ちた時間の中すすんだ。

歩きたての一歳は、もちろん法要の最中、じっとしていることは出来なくて、数珠を何度もポイしたり、突然歩き出して前に出ていったり、ぐずぐずしたり。
うちの娘も隣に座るのが一歳の⚪︎⚪︎ちゃんがいい!と拙い言葉と態度で表現して、最初は困らせたけど、なんとか数珠で手懐けて、私の膝の上におさまった。そして、お経の本をもらうと、一ページ隅から隅まで数珠でまんべんなくシャラシャラ〜とさせて、はい、次のページ!と、何か分からないけど、全ページ"それらしき"ことをしていた。


きっとばあちゃんもひ孫たちのかわいくておてんばな姿をみれて、楽しんでいたとおもう。


そして、そんな法要の最中、
そのばあちゃんの"いたずら"も発動した。


お坊さんがナムナムと唱えはじめたときのこと。
祭壇にお供えされている3段のおもち(鏡餅みたいなやつ)のおもちの2段目から斜めに傾いていた。
見かねて、叔母が法要会館の方に耳打ちし、ゴム手袋をはめた会館の方が傾いたお餅をまっすぐになるように修正した。

お坊さんはそれに気をとられることもなく、ナムナムと唱えている。


しばらくして。

5分くらい経ったときだろうか。


ふとお餅を見ると、またお餅が斜めになっている。


会館の方もここはすぐ気づく。
お坊さんの斜め前に出てきて、またそそくさと直す。


を計4回ほど繰り返した。

それはまるで、ドリフのコント。


のように見えた。


仏様になったばあちゃんが祭壇のあたりをウロチョロウロチョロしてて、
私たちが見えていないのをしめしめと楽しみながら、いたずらをしているのだ。


3段に飾られたお餅を
ツンツンしたり、
ペロペロしたり、
食べようと試みているのかもしれない。

私は、直しても直しても傾いていくお餅を前にして、

そんな風に遊ぶばあちゃんの姿が思い浮かんだ。


なんかお茶目で面白いばあちゃんらしいなと楽しくなった。

お餅好きだったもんね、ばあちゃん。

子供たち笑わすために、よくレロレロレロ〜とベロをさせていたしね。



ばあちゃん、いつも楽しませてくれてありがとう。

またね。



法要のお供えを分けて持ち帰ったものに、お餅があったので、早速今日の朝ごはんとしていただきました。

おぜんざい。おいしそう~◎


ちなみに、これは、旦那さんが作りました。
わたしではなく、旦那さんが!
小豆を煮て、旦那さんが作りました。


ありがたや〜。



旦那さんは、大掛かりな食べ物?季節行事的な食べ物を結構作りたがるタイプで、いつも私は楽させてもらってます。
週末も作ってくれたりします。


ぜんざいって、正月に食べるイメージ強いけれど、ぜんざいの豆がすごく好きな私はいつでもカモン。です。
決して自分では作ろうとしないけれど。


美味しい朝ごはんをありがとう。


合掌。







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