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愛について語る日

あっという間に9月が終わって、10月も終わりに近づいてきているね。
…って書いていたのに10月までも終わっていた。11月中旬です。

寒くなったね。
いつの日かの、舞台と愛のお話。聞いてって?

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9/30, 10/1に私は舞台に立っていた。
『憂いも甘いも愛のうち』

愛をテーマとした短編5作品のオムニバス舞台。

"愛って何だろう"

物語の中でそう何度も問いかけられたから、改めて愛とは何かについて考えてみることにした。

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愛との距離感

家族、大好きな人たち、お世話になった人たち・・・という風に私の周りには色んな人がいるけれど(もちろんこれを読んでる君にも同様)、自分の行動が愛を体現したものだなと感じるのは大抵推し事をしている時が多い。

手の届くことのない距離にいる推しに「好き」を言う。

逆にそれ以外の時は自分の口から愛の言葉を伝えることがとても貴重かもしれない。

つい1年半前までの私は今よりもっと愛に対してツンデレだったと思う。
「好き」を言葉にすることが恥ずかしかったし、一緒にいたいって思っているんだから伝わるでしょ、って思っていた。
実際私的にはその人を大切にするという行動で愛を表現していたつもりだった。

そんな状態だったから相手に伝わっているかどうかは知らないけど、そのことに対してマイナスに考えていたわけでもない。
伝わることが無くても私から一方的に愛を持っているだけでも全然いいやって思っていたからそれでよかったんだよね。
むしろ私が受け取れない、私が同じ量を返せない愛は重しにすらなっていていたから。こういう表現は失礼すぎるのだけれど、言葉にするなら"不快"とすら思っていた。

基本、自分の方が愛が重くないと上手くバランスが取れないから。
だって、私はその人に興味が無くなったらそのまま目の前から消えちゃえばいいだけ。でも相手が私に興味無くなったら、知らぬ間に私の目の前から消えちゃうんでしょ。

その突然の別れが怖い。
相手から愛が途切れてしまうのが怖い。
だから愛に期待しない。

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推しへの愛情は最強

そんな中今まで出会った誰よりも一緒にいたいと思える人に出会った。
それが1年半前くらい。"推し"という存在。

まぁ、基本的属性がオタクなのでその前にも推しがいたんだけれど、ここまでのめり込んだのは初めてだったし、何よりその人は今まで出会った誰よりも愛情深い人だった。

配信に行けば当たり前にオタクへの愛しているの嵐。
ツイートにもかわいいだの、大好きだの、基本的にオタクへの好きが伝わってくるような言葉に溢れていて。
そして彼の歌ってみたとそのラップには作品への愛やオタクへの愛が根底となって作られていた。

その人が"大好き"というから同じだけの"大好き"を返したくて毎日口にするようになったし、"愛してる"を伝えるようになった。
頑張って言葉にしていたというよりかは、本当に好き~~~!ってなって言葉が溢れるっていう感じの感情。

空気につられて思ってないことを言ってしまう、みたいなのあるじゃん。
最初はそういう感覚も多少あって。推しとオタクが好き好き言いあう空間が好きになって、いつの間にか自分も好き好きいう人間になってた。

好きの原動力って無限大だって気が付いたのもその人と出会ってから。

今でさえ上手くもないけれど、その人に見て欲しくてイラスト書いたり、その人の存在を知ってもらうためや気持ちを表したくて動画を作ってみたり、意味分かんないくらいグッズを買ってみたり、1ミリも姿を見逃したくなくて行けるライブに行くため全国を飛び回ったり、ライブに行った際は、なんでそんなに記憶してるん!?ってくらいのレポを書き起こしたり、毎日リプやDM、動画の再生、コメントも超マメにやったり。

とにかくオタクにできることをやってみようと必死だった。

そして大抵のことは好きの気持ちで何とかなった。

好きだから会いに行く。
好きだから一緒にいたい。

激重感情を抱えながら1年くらいずっと推し事に没頭していた。
でもそれも、終わりが来ちゃったのね。

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愛に永遠なんてない

これは全ての人に当てはまるとかそんなことを言いたいんじゃなくて、私の"愛"はこうってだけ。

好きになったものに対して、「ずっと好きです」と言ってきた経験はあるんだけれど、遅かれ早かれそういうものは次第に色が薄れていくんだよね。
その瞬間は好き。
でもいつかは消えちゃう、忘れちゃうから。

だから私の愛は信じない。

と言いつつも、今この瞬間の愛は嘘じゃない。
嘘じゃないうちにちゃんと伝える。

推しに好きとか言えるようになっても、簡単に近くの人に好きって言えるようになるわけではないから、何かを使って。

遠回しでも、伝わらなくても、私の愛はそれだよ、っていう印。

ん~ちょっと抽象的すぎるな笑
今回の公演で言えば、関わった人への手紙や作品のことを語ったツイートとかが愛の表れっていう感じです。

あーなんかはずいな(〃▽〃)

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愛はあたたかいものですか

話は打って変わって。

愛にプラスの面があるならマイナスの面もある。
そんなマイナスな愛の話も一緒に話をしたい。

愛と生と死を考えた時に、いつも疑問に浮かぶのは愛で人って殺せるのかなってこと。

実際はその可否よりも、どうしたら殺せるかな?って考えるっていう方が多いかも。
愛から死を生み出すなら1つは幸福で、1つは憎悪ってところ?

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好きすぎて死ぬ

オタク、よく使う言葉。
推しのこと好きすぎて、もう最高の気分だから今死んでもいいや!っていう気持ち。
オタクだけに限らず、本当に幸せだなぁと思った瞬間に今死んでもいいやって思うことあるかなぁと思うんだけれど、ない?そういう感覚。

先週、この世で一番一緒にいて楽な弟と叙々苑に行ってきて、終始どうでもいい話をしながらめちゃくちゃ美味いお肉たちを食べてさ。
まぁもちろんお肉だけでもこの上なく美味しいの。

昔、おじいちゃんおばあちゃんが焼肉屋さんだったり、弟がステーキ屋さんで働いていたものあって、食べ方とか順序とか部位とかそれなりにちゃんとした知識があったんだよね。だから焼き具合とかも完璧で。
ヒレ肉とか最高でした。

あーで。話が逸れたけれど、好きな人とそういう幸せな時間を過ごしていると本当にもう死んでもいいやって思う。
この世から消えてもいいやって。
今日がもう終わりでもいいやって。
何の後腐れなく死ねるって思うから。

愛もこういう感情を運んできてくれる。

私の実体験でそういう瞬間があったとかではないんだけれど、
好きな人の話をしている友達の姿とか。
結婚式でめちゃめちゃ幸せそうな花嫁姿とか。
そういうのから愛で幸せになれるって夢見るわけです。

いつか私も経験して夢じゃないって思えるといいな。

あっ、でも推しとライブで会った時とかお話できたりしたら死んでもいいって思うや。その感覚は分かるわ(ただの限界オタク)

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好きな人とじゃなくても一緒にいられる

一般的に愛情表現と言われる、ぎゅーとかちゅーとかその先とか。

好きじゃない人とどこまでできる?

絶対好きな人としかしたくない!っていう人もいれば、別に好きじゃなくてもできるくない?って思う人もいると思う。

もちろん前者だったら、それはそれはかわいいと思う。
その純粋さをこれから先も大事にして~~~~!守りた~~~~い!って思っちゃう。

別にそこまで愛に期待をしている訳じゃないから、私は圧倒的後者だったりする。
愛されたい人がその行為を通して満足するならしちゃうだろうし。
でも結局愛なんてないことに絶望して死ぬほど後悔しちゃったり、運よくお互いが気になり始めて恋に発展しちゃったり。

愛が無くても一緒にいられるけれど。
でももし夢を見れるなら、やっぱり愛ある相手にそばにいて欲しいとも願ってしまうなぁ。

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私は愛で人を殺したいし、自分が死ぬなら愛で死にたい

タイトルが物騒すぎる笑

"ストーカー被害を警察に相談していましたが、今回このような最悪の事態となってしまいました"
一度恋愛関係になった相手に殺される。
そういう事件を時々ニュースで見る。
私にとってそれはただのニュースに過ぎないけれど、ちょっとだけ羨ましいとも思うことがある。

独占欲の塊とでもいうのか。
最愛の人がそれ以上誰にも触れられないように、私だけのものにしてしまいたい。
最愛の人の最後の時間が私との時間だったら、その人の中で私という存在が切り刻まれるでしょう?

"君になら殺されてもいい"

そんなことを言ってくれる人に出会いたいわけ。

そして逆に私も愛で殺されたい。
私のこと好きすぎるから殺してしまいたい、と。


まぁ、実際にはそんなことが成立しないからこんなことをサラッと書けてしまう訳でただの妄想に過ぎません。
いいなぁと思うのは本当のこと。

狂ってるように見える?

こうなっちゃったのはきっと愛に飢えているのよ。

家族からも友達からも関わってきた人たちからも愛情はきちんと受けてきているのだけれど、私の欲しい愛はもっと別のところにあって、その愛が足りてない。
だから更に歪んだものを求めてしまう。

私のために死んでくれる人、募集中です。

なーんてね。

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色々考えていたら力尽きたし、曖昧過ぎてただ表面上だけで語ってしまっているような気がしたからこの辺でやめることにする。

話をしたかったことは、愛は最強ってこと。
プラスにもマイナスにも働いてしまうから。

私はどちらかというとマイナスな愛…というか人を傷つける愛の方が好みだったりするのでいつかそういうお話も書きたい。食べたい。消費したい。


またゆっくり考えてお話できる日が来ますように。

おやすみなさい。またね。

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