見出し画像

ゴタクはいいからゲームをつくろう!「東京ゲームダンジョン2」に行った感想

『東京ゲームダンジョン2』の入り口

はじめに

こんにちは!『のんびり』と申します。ゲームを趣味で作ったり作らなかったりしています。最近 note を始めた新参です。よろしくお願いします。

先日「東京ゲームダンジョン2」に一般参加しました。インディゲームのイベントは BitSummit や デジゲー博にも足を運んだことがありますが、ゲームダンジョンは初参加となります。

本当は出展者側として出る意気込みだったのですが、多忙になってしまったこと、人気のイベントで申し込み開始直後にはもう席が埋まってしまったことから、今回は視察という名目で参加しました。ここで雰囲気を理解して、次回、もし開催していただけるなら参戦したいと思います。

イベント概要

イベント名:東京ゲームダンジョン2
日時:2023年1月15日(日)
場所:産業貿易センター 浜松町館 2F

ざっくり当日の流れ

今回のイベントは同じくゲーム業界友達を連れての参戦でした。
会場のある浜松町はポケモンセンターがあったころは頻繁に通っていたものの、最近は全くだったので、新鮮でした。

イベント会場の産業貿易センターは最近できたおしゃれなビルのようで、その豪華さに驚きました。インディ系の、しかもほぼ個人開催のイベントでこんな会場を用意できるのが本当にすごすぎます。

12:00 入場の回と 15:00 入場の回がありましたが、自分たちは 12:00 の回にしました。5分前に到着するとすでに結構な列が出来ていました。本当にたくさんの人が集まっていて、なんだか自分まで嬉しくなりました。

あとから知りましたが、総勢1200名以上の方が参加されたみたいです。本当にすごい!

さて、検温とチケットチェックを終え、いよいよ入場です。170 近ブースがあり、各ブースが広めに設定されているため、会場はかなり広いです。

ひとまず黙々とブース全体を一周。
他のイベントで見たことあるゲームも全く見たことのないゲームもたくさんあってワクワクしました。

その後いくつかのゲームを遊ばせてもらったり、開発者さんと話をしたり、なぜか知り合いに出くわしたり、落書きコーナーにしたキャラの上半身の絵がしばらくして別の方に下半身を描かれたりと、いろんなことが起こりました。本当に楽しかったです。

ブースを回って思うこと

ブースを回っていて強く感じたのは ちゃんと見てもらえるようにディスプレイしていないと目立たない ということでした。当たり前のことかもしれませんが、こういうイベントで人の目に留まるためにはゲームが面白いだけじゃなく、展示方法も工夫しないといけない、ということを痛感しました。
事実、自分もそういうブースばかりを見ていた気がします。

また、友達と見て回って「面白そうなものを見ていこう」となったのですが、
「面白そう」=「ゲームの面白さ」とは限らない と感じました。
現に自分たちが気になったのは
「キービジュアルが惹かれる」
「ゲームシステムに興味がある」
「ブースが賑わっている」
等、ゲーム自体の面白さの外に「面白そう」という期待があるなぁと感じました。最近のゲーム開発では「どう売るか?」まで考えないといけない、というのはよく言われることですが、こういうイベントだとそれが顕著に現れている気がします。

最近だとSNSに頻繁に情報を発信して、イベントでそれを見た人が集まる仕組みを作っているところもあったりと、やはりゲームを作るだけでは多くの人に見てもらうことが難しい時代になったんですね。

逆に、こういうイベントで企業の目に留まったり、実際にゲームを購入してくれるようになったりと、販促的な意味合いで出展されている方も散見されました。

自分は割と同人界隈にも足を突っ込んでいるのですが、同人誌即売会と違うのは「同じ作品を何度も出すことが普通」という点です。同人誌即売会では「新刊」と呼ばれる、そのイベントで初めて頒布する本を出すのが一般的です。しかし、ゲームイベントはそうではなかったです。上記のように販促に利用したり、進捗を出すための締め切りにしたりと、各々の制作活動を効率よく進めるためにイベントを活用するようなイメージでした。たしかに、ゲームは長期間かけて開発する方も多いので、完成してからイベント出展なんてしていたら数年に1回参加できるかどうか、くらいになってしまいますもんね…これは新しい知見でした。

遊んだゲーム

さて、自分が遊んだゲームを簡単に紹介します。結構多いので気になったものだけ簡単に紹介します

のびのび

なまえに親近感のわくゲームです。
ブロックを動かしてゴールを目指すパズルゲームで、2020年にリリースされているそうです。友達と「あーでもないこーでもない」と言い合って遊ぶのが楽しかったです。数年前にリリースしたアプリを改めてここで出すのもありなんだと思えて良かったです。現に自分はここで知ることが出来たので、そういう点で意味があった、ということですね。

魔界堕ちのラズリエル

不思議のダンジョン x ローグライトカードゲーム なあそびが新鮮でした。両方好きな人はより楽しめそうでした。カードも、強いけど主人公の闇落ちゲージがたまるリスク系と、通常カードの使い分けなど、考える要素も多くてやりこみも出来そうでした。作者さんのtwitter やブログも拝見しましたが、かなりしっかり活動されている方でかなり触発されました。

RIDLE

グラフィックが親近感の湧くゲームでした。
SteamDeck がブースにあったこともあり、興味を惹かれて遊んでみた感じでした。横スクロールでカギを探して仲間を助けることが目的のアクションゲームです。壁や天井に張り付いて移動できることが特徴です。この方もイベントレポートやブログを書かれていて、大変参考にさせていただきました。

UCHU MEGA FIGHT(ウチュメガファイト)

懐かしいドット絵対戦アクションを令和の時代に楽しめる!という感じのゲームで、友達と対戦しました。負けました。ドット絵のかなり高クオリティな格ゲーというイメージ。もうリリースしてるらしいです。グッズも販売してました。Pico-8 というエンジンを使っているらしいです。クオリティがすごい…

シルリスとふしぎなアザラシ

のんびりブースのインパクトNo1賞受賞作品。出展者様がアザラシの着ぐパを着ているのでびっくりしました。もちろんゲームもアザラシが登場します。しかし主人公はリス。もうそのインパクトだけで持っていかれました。アザラシが大好きでモデリングやアニメも自作でこだわっているらしいです。モーションいい感じですね~的ことを言ったら「いやぁまだ再現し切れてなくて…」と、果てしないこだわりを感じました。ブースに足を運んだ理由の一つにメインイラストの可愛さがありました。こちらは外注したらしいです。引き込まれるものがあったので一部外注という選択が功を奏しているのがわかりました。

rabitoad

今回何人か見ましたが、顔を隠している出展者様の一人でした。しかし話し方は優しく、独特な自分の世界を持ってる方だった印象です。どう見てもカエルが主人公なのにウサギって言い張ってました。いやカエルですよこれは…。ゲーム自体はバランスも良くて駆け引きもあってステージクリア型のいい感じのゲームでした。楽しかった!すでにリリースされているようです。

まとめ

簡単にまとめようと思ったのに長文になってしまいました。それだけ良いイベントだったということですね。

今回は単に参加するだけじゃなく「自分が出展側に立つとしたら」という視点でイベントを楽しんでいました。
いくらゲームが良くできていても、ブースが雑だと「面白そう」と感じてもらえず機会損失になること、名刺やポスター等の準備を絶対すること、完成してからではなく進捗報告の場として活用しても良いことなど、さまざまな知見を得ることができました。
これをちゃんと活かして、次回は自分も出展側に、そして出展レポート記事を書けるよう努めていきたいです。

まずは開発進捗をnoteに上げていこうと思います。
皆さんもインディーゲームイベントに参加してみてはいかがでしょうか?

それではまた次回の記事でお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?