【エッセイ】社会人一日目の悲劇
はじめての仕事
こんにちは。
第一印象マイナスポイントを全身から生成する女、Sawaです。
新社会人(主に新卒)にとって初々しい季節、そしてその眩しさ・若さに、ラピュタ家の悪者の最期のように、「目がーーーーー!!!」とか叫びながら、隠れてコソコソしてる先輩方が、そこかしこに現れる、そんな季節。
春。
何もかもが、新規一点のシーズンになります。しかし、ここで、花粉症とは別症状により、頭がズンと沈み、涙で目がかすみ、サンタクロースかドラゴンボールに「4月(できれば春)よ、消滅したまえ」とか祈っている人、いませんか?
Sawaは、この、4月消滅運動に参加表明したい人です。
なぜか?理由は大きく2つ。
1.第一印象
顔の整ったか否かは、その人の生きやすさを左右する。
異論はありますが、私は下記にSawaの心の声を付け加えさせていただきます。
「しかし、人懐っこさ、懐に入る速さは、顔の良さとは関係ない。」
初対面の人と関わることは、営業の進捗や、書類でわからないことを聞きたいときや、その他職場以外の組織でつながりを作りたいこときに、最難関かつ世界中の人がうまくいきたいと願っています。
あなたの周りにいませんか?白馬の王子様でも、クレオパトラでもないのに、スッと初対面の人に話かけ、相手の距離を縮める人。これは、技術派もいれば、天才的で本人もなぜか知らない派に分かれる。前者は、仕事や趣味で段々とコツを掴み、年齢を重ねるごとに、無駄なアクションを省いて完成されたパターン。後者は、言わずもがな、ダイヤモンドより硬い何かでできた精神を授かっている、天真爛漫なパターン。
無駄に6行も使って、素人丸出しの理論をうたった貴様はどうなんだ、と思われても仕方がない。
人間50年(Sawaは只今、26年)、下天の内をくらぶれば、世は余を恐るるごときなり。
*織田信長 様へ 下句に変なこと書いてすみません。
出会った人から次々に、「怖い」「冷たい」「ムスッとしてる」と、私が軟弱者だと見抜かれた後に言われるのです。
そして、春は、ファーストコンタクト事故多発週間になります。
2.社会人一日目にして職場史上初の失敗を叩き出す新人
春が嫌いな理由その2、新卒、社会人初日に、配属係史上初のやらかしをしたから。
詳細は割愛しますが、年度はじめに、猫でも近所で轢かれた猪の手でも借りたい地獄の部署に配属された私は、デスクと私との車間距離を誤り、ぶつかって何かを落としてしまいました。
それは………
個人情報の載った、あいうえお順に並べられた身分証明書カードの箱!!!!!!!!!
床に散らばり、真っ青になった私を見上げる、知らない人の顔という顔…
箱の3分の2のカードは全て、灰色のカーペットの上で真顔で訴えています。
「4月1日の繁忙期初日、夕方4時だよ?」
死にたい…と切に思いました。先輩たちがタオルやショールで窓口のお客さんに見えないよう隠してくださり、「あ」から順番(なぜ私は、サンタクロースにお願いする事項に『50音を減らしてください!!』と追加注文しなかったのか後悔しました。)に一つ一つ箱にしまってくださいました。
私には、窓口を手伝って欲しい、1日でも早く仕事に慣れてほしい、と。
そういって笑ってくれた先輩・上司の皆さんは、私に何事もなかったかのように仕事を丁寧に教えてくださいました。自分で片付けようとした私を彼らは制して、無言で元に戻していました。
あの時の職場の皆さん、ご迷惑をおかけしたこと、そして怒りもせずに、窓口や書類のやり方を指南してくださったこと、こころからの感謝とお詫びを申し上げます。
ありがとうございました。そして、本当に申し訳ございませんでした。
すでに退職した職場での初日の出来事ですが、忘れられません。
ちなみに、その部署で箱をぶちまける人はいましたが、4月1日に実行した新人は、今のところ私一人だそうです。
後日のはなし
退職する直前、飲み会での真実。
一つ上の先輩Aさん(男性)の証言
「いやだって、Sawaさん、箱の中身ばら撒いたとき、めっちゃ機嫌悪くなってたもん★この子怖ええええええ!って。俺ら(私以外の目上の方)がやらないと!!!って勘違いしちゃったんだよ笑」。
マジか……落ち込んでた顔が、怖いだなんて…。
第一印象は大事です。
以上。では、また。
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