遠隔医療・オンライン診療
先の記事(下記)で書きましたデジタル医療に使用されるICTの例として
まず遠隔医療・オンライン診療についてお話いたします。
この「遠隔医療」と「オンライン診療」という2つの用語、
良く似ているのですが、厚労省から指針と定義が示されている部分でもあり
その意味合いが異なります。
まず遠隔医療とは、
「情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為」
とされ、オンライン診療だけでなくオンライン受診勧告、遠隔健康医療相談、また医師同士のコミュニケーション(いわゆるD[octor] to D[octor])を含めた広い意味をもつ用語です。
そのため、前の記事で書いた「デジタルヘルス」と似たような包括的な意味で使用されることもある用語です。
一方、オンライン診療(Telemedicine)とは、
モバイル端末やパソコンにインストールした遠隔コミュニケーションツールを利用した、医師―患者間の「リアルタイム」な診察・診断・結果説明ならびに処方等の診療全体
を指します。
このような点で、
「遠隔医療の枠組みの中にオンライン診療がある」
という関係をご認識いただければと思います。
オンライン診療につきましては、昨今のCOVID-19のパンデミックに伴いまして、
日本においても急速にその認知と普及の基盤が整いつつある状況であるとは思いますが、この特例措置が来年度以降も続くのか、またどのように変遷していくのかについては引き続き注視していく必要があります。
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