ビジネスジャーナルに月1で連載を開始しました。

 連載のテーマとしては、当初、「AIプロジェクトで失敗するコツ、成功するコツ」を考えました。しかし、ビジネスパーソンの読者層全体からみれば、そのような悩みを抱えている人はかなり少なかろうということで、シフトしました。次は、編集担当のI記者さんへの私からのメールの引用です:

「昨夜は期せずしてごちそうになってしまいました。どうもありがとうございます。昨夕の議論による内容の「シフト」を振り返ってみます:

「> AIプロジェクトで失敗するコツ、成功するコツ」
 →これだと経営者、事業部長、管理職、ビジネスリーダーに絞られちゃいますね。もし取り入れるとしても、リーダでなく、一般メンバーが、「AI開発、導入の段階から挙手して、評価メンバーに入っちゃいなよ~」というノリにシフトしようと思います。御社はサイゾーさんですし(笑)

 「AIに勝つ!」: https://amzn.to/2F13wFR では、人間ならではの能力として、論理能力や、1個もしくはゼロ個の正解をみただけで、何のカテゴリかわかって即応し、以後間違えない素晴らしさ(今のAIが逆立ちしても勝てない;ヒントン教授らもNHK番組の音声では喋ってた)を主に書きました。

 一方、お笑いの効用や素晴らしさ、好奇心をもち、面白がれることを活かし、互いにそれを価値に代えて交換する、という、ビジョンも描いてみせようかと思います。AIはゼロからの発想はできずコピーしかできない、でも最優秀の人間のベストプラクティスを写し取れるから凄いし、自己対戦等の工夫で正解データを自動生成すれば、道具の専門能力で従来以上に人間の能力を軽々と超える。その各種業務における具体的なイメージをお伝えしたいと思います。

 一方、柔らかネタとしては例えば、近未来のAIロボットは、お笑いはなんとかわかっているようだけれど、ネタを解説して論理的に理解しちゃっては面白くなくなる。こんなシーンを、仮面ライダーゼロワンと、AI秘書イズちゃんが掛け合い漫才でやってくれちゃってます。売れないお笑い芸人上がりの社長飛電有人社長が「だじゃれのネタを解説するのやめてー!」と悲鳴上げています。こんなあたり、面白おかしく書いていけたらと思います。

「令和ライダーはAI社長でシンギュラリティを打ち倒す!」
https://note.mu/nomuran/n/n79b5cc69b802

イズちゃん:
https://www.cinematoday.jp/news/N0111291

 このやりとりの後、初回原稿を納品。こちらです:

連載のタイトルが「AIなんか怖くない」になっていました。ビジネスジャーナル編集部さんの傑作です。幅広くいろんな話題に触れることも出来て有難い限り。上の第1回をお読みいただけると、今日のAIへの過剰な期待も過小評価も払拭できると思います。第2回以降もご期待ください。

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