リスクテイカー 〜死ななきゃ安い〜

脳が回って眠れないので、書きます。

色んな人との出会いや言葉のお陰様で脳みそが停止状態からアイドリング状態まで戻りまして。
脳みそのバグがあるから少しは慎重ですし、43歳直前ですが、あいもかわらず精神年齢は20代後半〜30代半ばはキープできてるかなーという野村でございます。

最近面白いなーという人がいまして、その人の動画でアイドリングから徐々にアクセルを踏んでいるところです。
で、どんな人か。

工藤恵子さんという婚活カウンセラーの人の動画です。
本当に面白くて、ズバッと本質をストレートに表現する方で「かっこええなー」と思いながら見ています。

最近、心の調子が良いのも実はこの方の動画が一部だったりします。
今は関西弁丸出しの熱血お姉さまですが、昔の動画はちょっとよそ行きの標準語だったりするので「かわいい人だなー」とも思っていますが。

まあ、いっぺん動画を見てくださいな。
かなりの確率で「耳が痛い!」と感じるはずです、心理的にも物理的にも。

基本的に、自分はリスクテイカーなんですよ。
リスクがあまり怖くないんです。
じゃなかったら「日本で初めて、クラウドファンディングで動画を作る!」なんてやりませんよ。
調べて前例がないからやったんです。
結果、218万円集まりましたが、そのプレッシャーたるや凄まじかったですよ。

今みたいに色んな形があるわけではなく、All or nothingですから。
目標額200万円、集まらなければ企画はオジャン。
必死で集めて、必死で作りましたよ。
うつ病の回復期に。
ディレクター・プロデューサーといえども、簡単に言うとカメラ撮影以外は全部自分がやりましたから。
編集も台本書きも。

まあ、複合要因でうつ病再発とパニック障害を患いましたが、それは自分が選んだことなので後悔はないです。ハッキリ言って。
ちょっと無理しちゃったけども。
ただ、もっとクオリティを上げられたとかビジネスを考えられたんじゃないかという大反省はありますが。
あとは人を見る目ね。

ちょっと、脳内と経歴を棚卸ししますね。

前職、JTクリエイティブサービスに居て「TV&Smile」を立ち上げたときも、社内からは猛反対を喰らいましたよ。
「そこまでリスクを負って親会社(JT)にメンツが立つのか!」と。
いや、その前の時点でJTの担当者とその上の人と何ヶ月にも渡って「どんなWebチャンネルでお客様にリーチするか」を夜中3時まで何度も何度も話し合っていますから。
直属の上司に話しする前には「もう決まっている」という状態だったんです。

ただ、JTってのは面倒くさい会社で、しかも特殊法人なので、できないことがたくさんあるんですよ。
当時の状況だと、自分の居た会社を通さないと無理だね、じゃあ制作予算がこれくらいだから手数料でこれだけ貰えれば十二分に黒字だねと資料を後出ししてねじ伏せたんですよ。
ほぼ事後承諾。
都内で一軒家を買うくらい、かな。

若かったなあw

2006年7月のサービスイン、YouTubeもまだGoogleに買収される前だったと思います。
本当はYouTubeを使いたかったんですけどもそれはダメという親会社の指示があったので、動画配信システムを自分一人で構築しまして。
で、毎回収録に立ち会って(デスクでつまらん仕事してるより楽しいし)、制作会社丸投げじゃなくて、みんなで作りましょという雰囲気を作ったんですよ。
役に立ったかはわからんけども。

んで、今から12年前にブラウザゲームのコーディネートをやったわけですが、開発会社を選んだきっかけは「勘とGoogleの検索ですぐ出てきたから」なんですよ。
その会社のしゃちょーさんはガラケー向けの技術ブログを書いていて、自分もそこで勉強したりしてたので、安心できる。ああお任せしましょうと。

お願いした会社さん、株式会社インフィニティプールさんはあれよあれよと、札幌を代表するWebエンジニアリング会社になりましたし、うん、間違いなかったなと。

ブラゲーの予算だって大したもんですよ。
人件費が安い札幌でできるところ知らない?って聞かれて、紹介して、まあ自分にとっては「携帯ゲーム、二度とやらねえ」となりましたがw
ゲームに対する熱量とスタンスの違いでね、自分はすぐに降りました。

それにWebじゃない、北海道のとある地方自治体の「企業誘致活動」の現場責任者もやりましたよ。
Webもあったけど、全く畑違いの仕事。
緊急雇用創出事業なので、スタッフさんはみんな「失業者」だったり。
仕事ができない、じゃなくて様々な理由で仕事がなかったり、北海道の札幌以外は本当に景気が厳しかったですからめぐり合わせが悪かったり。

15人くらいかな?
スタッフを選抜したのですが、PCが得意な人もいれば、そうじゃない人も。
社会経験が豊富な人もいれば、そうじゃない人も。
コミュニケーション能力が高い人もいれば、そうじゃない人も。
本当に、面接官をやった自分が言うのもアレだけど「闇鍋状態」だったんですよ。

本当に色んなことがあったなあ。

で、毎日クルマで札幌から夏道で片道90分。
冬道は不明、とりあえず家を出るのは朝6時。
始業時間は朝9時。それでも間に合わない日もあったり。

あくまでも現場責任者だったんですけども、東京本社との意識の差で、まあ、怒鳴る怒鳴る。
道内でも雪が多い地域なのですが、移動は歩きしか認めない。

じゃあお前いっぺん来てみろや!!を丁寧に言ってみたり。
経費(もちろん灯油も)も自腹で、後で請求書を出してギャラに反映するのですが、毎月15万は心折れる。
当時は同棲していたので、重圧がすごいすごい。
仕事してたら急に左耳に雑音が入り始めて、スタッフさんに「ごめん!1時間ほど耳鼻科行ってくるわ!」という有様で。
その事業の現場での仕事が終わって慰労会。
東京から執行役員が来たので、とりあえず乾杯して、胸ぐら掴んだりね。
その執行役員の人は、自分が派遣会社に入って初めての担当者だったけど。
ただ、その街と東京のギャップを理解してもらえなくてスタッフも頭にきていたのもあり。

じゃあ、責任者の自分がやるしか無いでしょ。
その時はちょっともう、心身疲れていたけども、スタッフさんに怒りを言わせるわけにはいかない。
コンコンコーンと酒を煽って、胸ぐらをつかんで「あんたこの道を3時間もあるけんのか!?」と怒りをぶつけて。
黙っちゃったけどね。

ちなみに悪酔いしすぎてトイレでうんこ漏れちゃって、札幌支店の社員さんにパンツを買わせに行きました。
当時100kg超え。
コンビニのLサイズじゃ収まんないけどもまあ、半ケツくらいまで。

スタッフのみんな、元気かなあ。
自分も至らなかったし、うまくディレクションできなくて申し訳ないなーと。
でも、あの「チームでの仕事」は本当に楽しかったよ。
20代半ばのあんちゃんもいれば、60過ぎの潰れた印刷屋の元社長、関東から引っ越してきてパートのつもりで来たらあまりにも違う環境で悩んで泣いちゃった人とか。
いい人生送れているかなあ。
一人は未だに繋がりあるから安心だけど。

あとは自治体ね…
うん、これは何も言わない。
お察しください、それ以上だったから。
河野の太郎さん、北海道も変えてくださいよ。
北海道をもっと有効活用しない手はありませんよ。

すんごく長くなりましたが、自分はリスクテイカーなんですよ。
ええカッコしいな言い方ですが。
失敗に失敗を重ねて、リスクリターンのギリギリを攻めて行動するのが自分なんですよ。
まずはリスク在りき。
100人中100人が「成功するよ!」って事業は必ず失敗するから。
そんなのがあったら、とっくに他の誰かがやってるもん。
後追いは美味しくないんです、一番最初が大事なんです。
だからリスクを取るんです。
もちろんリターンも見越してね。
そのリターンは不確かだけど。

あとは…

根拠のない自信かな。
あやふやな根拠から生まれる自信とも言えるけども。

世界って、いつどうなるかなんて予想がつかないじゃないですか。
震災然り、疫病然り。
明確に1から100まで理由付けされた企画なんてひとっつも面白くないから。
それに柔軟性に欠けるから、トラブった時にパニックになるんだよね。
伸びしろも100で歩留まりするし。
せいぜい60くらいまでかな。
あと40だけども45行けるかも!って仕事すると面白いじゃん。
目標が100のところを105までいけたら、ものすごく嬉しいじゃん。

モチベーションは上がるし、人にもよるけど、メラメラっと心に火がつく。

今の俺はちょっと体調が悪くなって生活保護を受けているけども、死んではいない。
ラッキーですよ。
そりゃあ貧乏だし、体もしんどいけども、生きてるんだもん。

それにまだ100%とは言えないけども、脳みそは使える。
自分の脳みその運用コストって知ってる?
無料なんだよ。
タダなんだよ。
今の自分の脳みそはちょっとバグっている領域もあるけど、お薬と治療で深刻な状態じゃない。
まだまだ使える。(と根拠のない自信で言う)

コロナやらアンコントローラブルな出来事で落ち込んではいましたが、ここ最近の出会いや言葉で目が覚めまして。

いきなりアクセルベタ踏みはリスキーすぎるんですが、もうアクセルを少し開けてもいいし、進んでいきたいという欲望も生まれ。

で、話をすっごい戻しますが。
工藤先生の言っていること。
自分は今すぐ結婚するつもりはないけども、これは婚活だけじゃなくて、人生論なんですよ。

動けや!
考えろや!
自分のことは自分でケツ拭けや!

当たり前ですよね。
おそらく自分より少し年上(ごますり)の方ですが、若さとか魅力って、こういう魂なんですよ。
当たり前のことをものすごく大事にすること。

若者の流行りや見た目じゃないんです。

自分の魂を持って生きているか。
当たり前のことを経験と自信を持って、それを表現できるか。
人間性ってそういうことなんだと思います。

おっと4000字、久しぶりに超えました。
まあまあですね。
2時間半かな。
もっと長い文章をもっと速く書きたいね。

自分は知性とバックボーン、リスクリターンを見極められる人が好きです。
また、自分もそういう若く柔らかい人間で在りたいと思います。

以上!

寝れたら寝る!