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8月7日の日記「ひねくれ者の思考と嗜好」

 マジで昨日に関しては書くことないんだよな。初めて行ったラーメン屋なのに、つけ麺頼んじゃったことくらい。ラーメンよりつけ麺の方が好きなの、なんでだろ。ラーメンの味の濃さにやられがちなんだけど、スープ自体はつけ麺の方が濃いよね。ラーメンは脂的な濃さだけど、つけ麺はしょっぱさ的な濃さだからかな。あと、麺の絡み具合で味が調整できるし。ただ、初見のラーメン屋では普通にラーメン食うべきだったかな……と思う。でも、味的にも場所的にもリピはないやろし、ええか? そういやこの前、鎌倉に行って生しらす丼食べたんだけど、メニュー表に牛丼があったんですよね。アレ、どういう層が頼むんだろう。あの店、観光客向けの店だと思うけど、観光客でしらす丼屋さん行って牛丼頼むって、最悪の逆張りオタクじゃん。「俺、前しらす丼屋行ったんだけど、そこで牛丼食っちゃったわw」みたいな武勇伝にされること、想像しただけで腸が煮え繰り返るぜ。だとしたら、何回も来ている地元民なのかな。でも、牛丼食いたいなら牛丼屋に行けばいいのでは……? そういう、飲食店の謎メニューに想いを馳せるの、結構楽しい。



 書くことがない、そんな僕に差し込んだ一筋の光、それが質問箱。昨日の日記に、今日質問箱の回答を書く。もはやそれは日記でもなんでもないのでは……? ま、今更か。

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 なかなか難しい質問ですね。まず、「そもそも性格良い人ってなんだ?」ってなる。ひねくれている方が人物像のイメージしやすいけど、そういう人が好きな漫画か……。えっと、「ひねくれている人が、読まないような漫画」から、逆算して考えてみてもいいですか? そういうアプローチ、数学とかでもなかったっけ? 対偶とか背理法とか、そのあたり。ド私文だからわっかんねーや。大学時代に数字使ったのは、学籍番号くらいなので……。

 やっぱひねくれている人って、人気の漫画は読まなさそうじゃないですか? 鬼滅の刃とか、今読んだら負けだと思ったりして。逆張り精神というか、相対的に漫画を評価しそう。「メジャー作品を退屈に感じ、マイナー作品を楽しめる俺〜!!」みたいな。偏見の偏見。『HUNTER×HUNTER』より『レベルE』の方が好き、とかならまだいいけど、『てんで性悪キューピッド』の方が1番面白い、とか言い出したらちょっとヤバイ。思っているだけなら全然いいんだけど、口に出してアピールしちゃうとね……。ちなみに、暗殺教室よりネウロ派、というのは全然捻くれじゃないっすよ。だって、事実としてネウロの方が面白いもん……(暗殺教室も好きですけどね)。

 あとはあれだな、主人公が真摯に努力し、挫折を乗り越え、成功を掴む、みたいな、正しすぎて眩しすぎる作品は、あんま読めなさそう。『BLUE GIANT』『ブルーピリオド』みたいな? ちなみに僕はどっちの作品も大好きなんで、僕自身がまっすぐな人間であることは自明ですね!


 では、その逆を考えると。性格の良い人は、人気のある作品を素直に好きと思える人なのでは。大前提として、面白いから人気があるわけですもんね。『ONE PIECE』大好きで全巻家に揃ってる人とか、なんだかんだいいヤツそうじゃないですか? そう思えかったとしたら、それは貴方の心が歪んでいるからですよ……。


 僕が好きな漫画なので、ひねくれ者が好きな漫画ではないのですが(重要)、ひねくれ者が主人公の漫画で好きな作品があります。それが、『湯神くんには友達がいない』です。

https://www.amazon.co.jp/湯神くんには友達がいない(1)-少年サンデーコミックス-佐倉準-ebook/dp/B00IZCV75M


 ラノベにままある「友達はいない(自分のことを好きなヒロインはいる(そして、親友もいる))」的なタイトル詐欺はないので、ご安心を。湯神くんは自らを友達の要らない人種だと宣言する。本心から1人を楽しみ、心から誰かと一緒にいるのを嫌がる。湯神くんは、自らの哲学に従って行動して、自分を全然曲げない。あまりに真っ直ぐなせいで、相対的にひねくれて見えるでは、と思えるほどだ。そんな湯神くんは一瞬(本当に一瞬)評価されることもあるけど、基本的にずっと周囲から浮いている。ただ、湯神くん含めた登場人物たちの特徴として、人間のリアルに嫌な部分、面倒くさい部分が描かれているるのに、全然みんな嫌いになれない。湯神くんとか、今まで読んだ漫画の主人公の中でも指折りに魅力感じるし。作者がいいヤツに描こうとしても、読者には嫌われる。そんなキャラだってままいるからこそ、嫌なキャラも嫌に感じさせない、描写のバランスがすごいなって思う。


 好きなエピソードはあれですね、将棋が得意だと言っている小学生の従兄弟を、真綿で首を絞め殺すよう追い詰め、完膚なきままに叩き潰したあと「挫折を味わって次のステップへ進め!!」と言ってのけた回(第43話)。一応湯神くんは、従兄弟がこのまま調子に乗っていては伸びない・一回折っておいてやろう、という善意でやってるんですよ。うーん、なんていいヤツなんだ! ちなみにその従兄弟は、「ぼく別に楽しく打ちたかっただけやのにー!!」と号泣していた。小学生なのに価値観ちゃんとしてるな。

  



 ちゃんとした答えになってるかわからないけど、質問箱は相変わらず募集中です! 君の気まぐれな質問で、野村の心を掻き乱そう!!




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