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マリオの世界観が覆る(映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観て)

すっごくおもしろい!けれど、次から次へと内容が飛んでいったので、すぐに忘れてしまいそう。記憶あるうちに書き残しておく。

話題の映画、マリオ。その感想です。
*ネタバレを含みます



ハリウッド映画っぽい

ピーチ姫がカッコよかった。助けを待つ王女ではなく、戦う女王。性格がサバサバしていて、大量のキノピオを前に緊張しているマリオに向かって、「ただのキノコ畑だと思えばいいのよ」と言っていた。イメージと違った。

でもそんなピーチ姫の方が新鮮で爽快で好感が持てて、きっとジェンダーについての価値観は徐々にしっかりと変わっているんだろうななんてことも考えた。

ちなみに戦い方は大乱闘スマッシュブラザーズだった。


今後のマリオの見方が変わる設定

マリオは人並みに好きである。一番最初にプレイしたのはスーパーマリオ64で、お気に入りなのはゲームキューブのペーパーマリオだ。

でも知らなかった。マリオとルイージはニューヨークの配管工で、うだつの上がらない口ひげ兄弟だったとは。そしてキノコ王国などは別世界の話だったとは。
ピーチが「同じ人間という種類」という理由でマリオと気が合い、亀は恐怖の存在で、、、となると、ワルイージとかワリオにも物語があるのだろうか。


ストーリーとしてもおもしろい

「ゲームをしている感じが良い」といった感想を多くみていたが、その通りだった。特にマリオカートは「こんな裏技あった」みたいなのまで再現されてて興奮もの。

一方でストーリーとしても十分に楽しめた。一念発起して起業した兄弟が、周囲に反対されながらも『スーパーブラザーズ』になるまでの、愛の話。
うかうかしていると最後の場面で泣いてしまうかも。

ルイージは暗い系のダンジョンへ、マリオはピーチ姫と出会い、ドンキーコングはジャングルでタルをぶつけ合うなど、所々で様々なゲームの要素がうまく使われているのも飽きない。


かわいい

ゲームの中では「ノコノコッ!」としか言わないやつがしゃべっている。
ゲームの中では一方通行にしか移動しないやつが自由に動いている。
意志を持っている。それだけで嬉しくなる!

ヘイホーがかわいかったし、テレサがもっと出てきて欲しかった。

クッパは相当凝って作られているようで、肌の質感の再現が生々しく、不器用な姿が愛らしく表現されていた。


人気No.1のあいつは・・・

いつ出てくるんだろうと思って待ってたヨッシーはついに出てこず。
途中でヨッシーアイランドっぽいところを通ったが出てこず。
しかし最後にタマゴが孵る。
これは絶対続編じゃないか。

楽しみ。

一つ気をつけるべきは、見終わった後はなかなかの疲労感に包まれるということ。




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