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「留学生の悩み」と書いて"さんぱつ"と読む

ひらがなに振り仮名をつけるという日本語に対して極めて攻撃的なタイトルからスタートさせて頂きました。

今回は、留学生の悩み
「散髪リスク」について書きたいと思います。

私もドイツに来てから1回散髪をしたのですが、これが失敗でした。
まずは、どういう失敗があったのかについて書いていきます。

英語の通じる店員さん消える事件

おそらくお店の人達は私の見た目から「あいつにドイツ語は無理だ」と判断したのでしょう。パンク系の髪型をした女性の店員さんが私の元にやってき「さあ、どうしましょ」と英語で話しかけてくれたのです。これで私は勝利を確信。日本にいる時にとっていた自分の髪型の写真を見せ、「これでよろしく!」と伝えました。まあ色々あって(後述)髪型に関する注文が終わり、「よし、切ってもらおう」と身構えると、その人が「じゃあ後はよろしく!」とドイツ語しか話せない店員さんに謎のバトンタッチ。パンク姉さんは別のお客さんのところに行ってドイツ語で楽しそうに散髪を始めてしまったのです。

そういうわけで、散髪スタート後は英語の話せない店員さんしかおらず、「これでOK」的なことを言われても「OK」としかいうことができず、不本意な散髪になってしまったわけなのです。

「Are you sure!?」事件

先ほど(後述)とした、髪型の注文時の話です。
私は日本にいる時からツーブロック人間でした。そのため、見せた写真もツーブロック。ただ、少し逆光で肝心のツーブロックの境界線があまり写っていなかったのです。そこでパンク姉さんから質問が
「Connected or disconnected?」
ツーブロック部分に段差をつけるのか、刈り上げのように滑らかにするのかどっちなんだい!ということです。
あーー。この状態を英語ではそういう表現をするのかあと感心しながら、いつも通りにしてもらうため
「Disconnected」と答えました。
すると、赤道付近で雪が降っているのを見たかのような声量と表情で
「Are you sure!? (笑)」みたいな反応をされたわけです。
もちろん I'm Sure だったのですが、異国の地で人の髪の毛を切ることを生業としているパンク姉さんからこんなことを言われるとなぜか自信を失い。気づいたら
「Connected」と答えてしまったのです。

よく考えると、ヨーロッパ人の男性の髪型ってみんなConnected でかっこいいんです。でもそれは欧米顔だからの話。
一方の私は純度100%混じりっけない日本人、なんならフィリピンに行った時にタガログ語で話しかけられたほどのアジア顔なので、似合うわけがありません。
そうして、ヨーロッパ髪型アジア人が誕生してしまったわけです。

散髪失敗を防ぐ3つの方法

①日系美容室に行く
これに勝る対策はありません。やはり日本人に合う髪型をよく知っているのは日本人。安全な散髪を求めるならやはり日系美容室でしょう。
ただ、問題は
・店舗数が少ない
私のように都会ではないところに住んでいると、電車に乗ってお金を払って行かなければなりません。
・料金がお高め
やはりその辺にある普通の美容室に比べると値段がお高めになってしまうことが多いです。
でもやっぱり、散髪はそんなに頻繁にすることではないので少しくらいお金をかけてもいいのかなと思ったり思わなかったり。

②物的証拠を用意しておく
日本で撮った自分の写真、もしくはネットで調べたヘアカタログの写真など、「お前がなんと言おうと私はこれがいいんだ。これを忠実に再現してくれ」と言えるようなわかりやすい写真を用意しておくと、失敗の確率はグンと下がるでしょう。後は美容師の技量任せです。

③自信を持つ
これは私が犯したミスです。美容師が驚いた顔を見せようと動揺せずに、私はこれでいいんだ。私はこういう人生を歩むんだ。と全身でその自信を表現しましょう。
国によって流行りの髪型、顔の系統によった「髪型の常識」の違いがあるので、普段と同じような注文をすると私のように「マジで言ってんの?」という反応をされるかもしれませんが、そういった場面でいかに自信を保つかがカギとなります。

皆さんの海外散髪がうまく行くことを願っています。

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