父と娘の記録 vol.1

2年ぶりにnoteを開いた。
日々を残しておきたいという気持ちになったから。
いつか見返した時に、あたたかい気持ちになれるように。

2023.2
父は膀胱がんステージ4と診断された。
全身のリンパに転移もあるし、腎臓の機能も不全の状態。
医師いわく、「顔つきが悪い」とのことだった。
今どき、がんは二人に一人は発症するし、ステージ4といえど、寛解する人も増えてきているほど医療も進化している。
64歳という年齢もあり、どこかで父は治ると希望を持っていた。
このままでは年を越せないという医師の見立ても、にわかには信じられなかった。

2023.12
様々治療をした結果、病気の進行を抑えることはできず、緩和ケアに入ることになった。
緩和ケアと言っても、いろんな種類があるらしい。
1番は本人が本人らしく生活できるよう、QOLを上げるためのケアをすることが目的にあるそうだ。
だから、治療中の患者も、その家族も対象になる。
父の場合は、いわゆる「終末期ケア」にあたる。緩和ケアと聞いて、たいていの人が思い浮かべるところだろう。

この日々が父と娘にとってかけがえのないものになるように記録していきたい。
私自身のけじめとして。


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