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あたまのなかのかけら

ある種の弱さを優しさにすり替えて生きている。静寂に包まれた騒がしい満員電車。
花が咲くのは、いつも昔話。わたしたちは、今を生きているのにね。
脳髄でから回るモーター、止まる言葉。
痛みも今では、どこか他人行儀。
日が昇る前の青白い空気に、だれかわたしを溶いてはくれないかしら。

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