ストックの甘みに逃げない

【アイルランド留学212日目】
勉強の目的には、ストックかフローを高めるかの2パターンあると思います。

英語で言えば、語彙や文法知識などを仕入れていくのがストックで、それを使ってテンポよく会話ができたり、文章がかけたり、というのがフローの部分だと思います。

最近は、転職に向けてSPIのWEBテストの対策なんかもしてますが、これもまさしくフローを磨く行為ですね。特別な知識が必要というわけではなく、短い時間で計算問題を正しくこなしていけるか、というようなものだからです。

英語を含めて、このフローの向上に時間を費やしていますが、ここで思うのは「フローは、上達が感じづらくて不安になる、果てがなくてしんどい」ということです。

知識の習得など、ストックを高めるのはわかりやすくて、単純に今まで知らなかったことを知ったりするので、それまでとの差分が明白です。本を読んだり、セミナーにいったりとかして満足感を得やすいのは、自分のストックに無かったものが増えたことがはっきりわかるからだと思います。

一方、フローは、昨日の自分との差が分かりづらいです。自分の知識には変わりはなく、それをどのくらい正確に、素早く、高い質で使えるかという部分での評価になるので、なかなか自分では客観的な評価が下しにくいです。

質の部分も高めようと思ったら先は果てしないので、高いところばかり見えてしまって、自分が前に進んでいる気がしなくなります。

そうなると、お手軽に成長を実感しやすい、ストック方向に舵を切ってしまいたくなります。少しでも新しい知識が手に入れば、安心と満足感が得られるからです。

ただ、最終的にはやはりフローの力を高めないと、人の目に見えるような成果は出せません。自分の中にストックされているだけの知識には何の意味もありません。成長の実感が得づらくても、そこから逃げてはだめだと思います。

ということで、もうひと頑張りしますー!

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