英語学習の途中経過

【アイルランド留学116日目】

もともと7月中旬から8月末までは授業は取らずに、なにか仕事をするかインターンでもする予定でしたが、6月ごろに、その時の状態から推測すると帰国するまでに身に付けたい英語力に達するには、ここで中途半端に働くよりは、ガッツリ勉強した方が良いと感じたため、急遽別の学校のコースを受講することにしました。

我ながらこの判断はよかったと思っていて、先週末くらいから、リスニングとスピーキングのレベルがまた一段階上がったように感じます。

留学の前半3ヶ月は、とにかく話す場に出かけて、英語でのコミュニケーションに慣れるということを意識していたので、座学はほとんどしていませんでした。これによって、だいぶ英語で会話ができるようになりました。ただ、やはり、相手の話が聞き取れなかったり、決まったトピックしか話せないということは毎回感じており、どことなく停滞している感覚でした。

なんとなく、このままひたすら交流の場に足を運び続けても、イマイチ伸びないんじゃないかというところで、新しい学校での試験対策コースを開始し、座学に比重が移りました。また、これまではあまりやっていなかったディスカッションの練習なども始まったので、いい感じに英語力の底上げができているんじゃないかと思います。

多分、英語の習得には、力を入れる分野の「順序」がすごく重要なんじゃないかと改めて感じています。

自分の例でいうと、はじめに「会話する感覚を掴む」ことに比重をおいたからこそ、その後の座学で学んだことが「使える英語」として身についているような気がしています。最初に座学ばかりしていたら、受験英語のように、知識としては持っているけど「使えない」英語になっていたんじゃないかと思います。

スピーキングの成長プロセスについて、今の自分の感覚を整理すると、下記のようなイメージです。

①最低限の文法知識と語彙を覚える(中学レベル)
→②ひたすら英会話を実践、感覚を掴む
→③知識が曖昧な部分を改めて学び直し
→④基本的な語彙や文法を適切に使う、英語回路の完成 ※多分このへんがB2レベル
→⑤イディオムなどより詳しい表現を学ぶ
→⑥仕事でも日常生活でもコミュニケーションに支障がない ※C1(準ネイティブ)レベル

座学と実践を繰り返す感じですね。後半部分はまだ自分が到達できていないので、かなりざっくりですが。今のところ自分は「③」のとこらへんかなぁと思います。

真ん中の「英語回路の完成」というのは、疑問文とか否定文とかいろんな英語の文型をストレスなく瞬時に組み立てて話せる思考回路が出来上がっているかみたいなイメージですが、これはかなり重要だと思います。

これが出来上がる前に、より難しい表現であったり、「この表現はネイティブは使わない!」みたいな細かい知識を覚えても多分身につかないと思います。

英語学習においては、単語や文法、リスニングの勉強、みたいなそれぞれの分野で活用できるサービスはたくさんありますが、こうやって、学習プロセス全体を提案してくれるものは、意外とそこまでないんじゃないかなぁと思います。

留学が終わる頃までには、自分なりの学習理論を語れるくらいまで成長したいですね。










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