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セックスについての正しい知識

唐突ですが、アイルランドでは学校の授業で、セックスのことやコンドームの使い方みたいなものをちゃんと学び、18歳になる頃には男女共にしっかりと正しい性の知識を持っているそうです。

万が一コンドームでの避妊に失敗した時にも、アフターピルを普通に薬局で買うことができたりと、ハプニングに対する対処法も誰もが知っており、そして、それを誰もがストレスなく実行できる環境とのことです。

それと比べると日本はかなり遅れていますよね。

学校では誰もそんなことを教えてくれず、そういう話題をパブリックの場で話すこと自体がタブーみたいな雰囲気のわりに、よくわからない噂みたいな変な性知識が広まっていたり、コンビニには(今はなくなりつつあるのかもしれませんが)ポルノ雑誌が普通に並んでいたりと、冷静に考えると訳わかんないです。アフターピルとかも、わざわざ病院に行って処方してもらわないといけなかったり、ハードルが高すぎです。

コンドームひとつとっても、二重にすると摩擦で破れる可能性が高くてむしろ危ないことや、避妊のためだけでなくSTDやHIVの感染リスクを大幅に減らす目的が大きいみたいなことも、下手すると成人してても知らない人がいるのではないでしょうか。

ちなみに、私は無駄に予習をしっかりするタイプなので、中学生で初めて彼女ができた時に、図書館でめちゃくちゃ保健系の本を読みあさって自分で勉強しました。しかし、それが友達に見つかり、当時水泳部の部長だったので「エロ部長」というあだ名がつき、その余波から付き合っていた子とは手も繋ぐことなく別れました。散々やないかい。笑

しかし、なんでこういう「正しい知識を得るため、自分たちの身を守るための性教育」は、アイルランドのように日本では推進されないのでしょうか。

国民性とか文化とか色々理由はあると思いますが、ひとつの仮説として、「正しい性知識を、そもそも権力者のおっさんおばさんたちも知らないから」ということがあるのではないでしょうか。めちゃくちゃ失礼ですが、あながち間違ってはいない気もします。笑

国の教育システムに影響を及ぼせるような権力や地位を持った人は、学生時代は勉強や部活に費やして、異性交友は少なかったでしょうし(すごい偏見)、今のようにネットで自分の知りたい情報にアクセスできる時代でもなかったと思うので、リアルでもバーチャルでも全く知識を得る機会がないまま大人になってしまったと言っても過言ではないのでしょうか。(過言かもしれませんすみません。笑)

それこそ、成人してからは、交際して結婚して子供を作って、みたいなプロセスは経ているかもしれませんが、適切な行為の方法やリスク、アクシデントへの対処法みたいな知識は多分知らないですよね。人にも聞きづらいでしょうし。

ということで、今回の一旦の結論としては、「日本でも正しい性教育をした方が良さそう。ただ、まず若者ではなくおじさんおばさん世代に正しい知識を理解させるべき。」という感じでしょうか。笑

性のことだけでなく、お金のこととかも含めて、日本にはそういう下心っぽいものが絡む話題を避けて、まともに正しい理解を得る機会を失ってしまう風潮があるので、ここはなんとかした方がいいよなぁと改めて思いました。

ちなみに、アイルランドでは、宗教的な理由から基本的に中高は男女別の学校なので、クラスでの性教育の授業もやりやすいという背景もあるみたいです!





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