悩める人の特徴

【アイルランド留学202日目】

一対一でのんびり話をするのが結構好きなので、将来のこととか、悩みとかを相談されることもあります。今のシェアハウスでも、ゲームデザイナーになりたいけど、今はまだ何もできてないや〜どうしよう〜みたいな中国人の友達の話をよく聞いています。

アドバイスをするというか、ただ話を聞いてあげることがほとんどですし、私も人生経験が浅いので偉そうなことは言えませんが、なんとなく、いつ話を聞いても、あまり進捗がない人の特徴みたいなのがわかってきました。

1. やらない理由を述べるのがうまい

話の中で、「こうしてみるのはどうかな?」と聞くと、たいてい「いやでもそれは、、、」という反論が返ってきます。

理屈は通っていてその通りだと思うことも多いですが、なんとなく、すでにやらないということを決めていて、やらないための理由をたくさん探してしまっているんだろうなぁと思います。

結局、今自分の置かれている状況や決めた結論を正当化するための材料を人は探してしまうものなんだと思います。

それこそ、今私は留学にきているので、留学するべき理由をペラペラと語ることができますが、もし留学していなかったら、そうしない方がいい理由を高らかに語っていただろうと思います。

鶏か卵かみたいな話ですが、はじめに「やる」と決めないと、そのための手段とか理由とかは絶対に見つからないだろうなぁと思います。

2. 短期スパンでの目標がない

将来こうなりたいとか、漠然とした理想を持っていても、「じゃあ一年後どうなっていたいか」と聞くと、だいたい答えが返ってきません。

私も含めてほとんどの人は、人生を賭けるような野望を持っているわけではないと思うので、もっと細かく目標を定めていくのがいいと思っています。

一個ずつ目標を達成するうちに、これまでは考えてもみなかった選択肢とかも見えてきたりするので、いきなり大きな夢を掲げるよりも、むしろ最終的な到達地点は高くなるのではないでしょうか。

ただこれも、上記の「やらないことを決めている」ということに近いのかもしれません。一年後の目標などを決めてしまったら、今から動き始めないとたぶん間に合いません。ただ、今はやりたくないので、結局その目標自体を立てないのかもしれません。きつい言い方をすると、現実逃避という感じでしょうか。

ですが、遠い未来を夢見ているだけの方が楽ですし、それで普段の生活に活気がでるなら十分だとは思います。

3. 最初から他人の力に期待する

中国人の友達も、「一緒にゲームを作る仲間がいないと何もできない」と言っており、仲間がいるとできることの規模が大きくなったり、モチベーションも保ちやすくなるのは間違いないですが、その仲間がいない以上、今やるべきことは、「まず自分のできる範囲で作品を作り、仲間集めの行動を起こす」ことかなぁと思っていました。

最初から気の合う仲間がそばにいて、一緒にがんばろうか、という形がもちろん理想的だと思いますが、その幸運がなかったからには、やっぱり一人でも何か成果を形にすることが必須だとは思います。

「一人じゃ何もできないから一緒にやって欲しい」という人よりも、「一人でここまでできたけど、この先にいくには君の力が必要だ!」という人の方が魅力的な気がします。

しんどいですが、まずは孤独に一人で始めることでしか、前には進めないのではないでしょうか。

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書きながら、自分自身にも、そういう言動や思考をするときがあるなぁと思いました。人と話すことで、自分の姿も見えてくるのがまた面白いです。

留学終了まで後1ヶ月、最後に受けるケンブリッジ英検の合格と、今月末から本格的に始める転職の書類選考通過を、ひとまず超短期の目標としてかんばります!

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