#33 ルールって面白い
ルール、規則というとどんなことをイメージするでしょうか。
息苦しくて、窮屈な感じはありますよね。
現代の日本でも、学生は校則で髪型とか服装が制限されたり、企業で働いてもコンプライアンスやらなんやらいろんなルールに縛られて、なかなかにストレスフルな社会です。無駄なルール、誰も必要としていない形骸化した規則なんてのもたくさんあり、それらの是非なんかが議論されることも多いです。
こんな感じでマイナス面が取り上げられることが多い「ルール」ですが、逆に、上手に使うとものごとの面白さを増すことのできるツールだとも思います。
よく言われるのは「俳句」ですね。これほんとすごいです。
「5,7,5」で「季語」を含める、という窮屈な縛りがあるからこそ、その中でしか表現しえない微細な感性が研ぎ澄まされ、唯一無二の傑作が生まれます。
例えば、「音楽」の場合、これは現代のポピュラーミュージックを想定していますが、そのクオリティはある程度資金力や組織の力に比例します。言うなれば莫大な予算を使って、有名アーティストに曲を作らせ、一流バックバンドに演奏させ、世界レベルのエンジニアにミックスさせて、天才シンガーに歌わせれば、ある意味「名曲」は生み出せます。
だけど、どれだけお金を積んだって「俳句」のクオリティは上がりません。これほんとすごくないですか?(2回目)
窮屈なルールがあるからこそ、単純なパワーゲームにならない面白さがあります。工夫とかセンスが価値を生む世界です。資源や土地に制限がある日本ならではの素晴らしい文化だと思います。「茶室」とかも同じですよね。
だからこれから何かを始めるとしたら、あえて何かしらの「ルール」を設けた競技にしてしまって、その中での先駆者になるのがおもしろいだろうなぁと思います。
大手の企業が構造的に入ってこれないというか、お金があればいいというものじゃない分野に攻め込んでいくのが、持たざるものの戦い方なのかぁと思います。
それがなんなのかは全然思いつかないのでだれかいいアイディアください。
「一筆書きでかく一コマ漫画」とか書いてみようかな。つまんなそうだけど笑
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