情報ではなくストーリーを語る

【アイルランド留学182日目】

本を読んだり、YouTubeを見たりしていてつくづく思いますが、「情報を知っていること」そのものには、もはやあんまり価値はないですよね。だいたいのことはGoogleが教えてくれます。

「これってこうなんだよね」という事実そのものは調べれば誰でもわかる時代なので、学校の先生とか講師みたいな人たちにはなかなか大変な時代かもなぁと思います。

個人的に、話を聞いてて面白いなぁと思うのは、そもそも思ってもいなかった事実の因果関係を教えてくれる人と、自分の経験談とかを交えて話してくれる人です。

例えば、イギリスのEU離脱問題の中で、北アイルランド(アイルランドと陸続きだけどイギリスに属す)がその後、そのままイギリスに残るのか、アイルランドに併合されるのか、それとも独立するのか、みたいのも議題に上がっています。

ただ、そもそも何で、そんないびつな形で、北アイルランドだけイギリスのものになっているのか、ということに対して、

「北アイルランドは造船が栄えて裕福な地域だったので、アイルランドが独立する時も、イギリスが手放そうとしなかったから。ただ、近年は衰退してきて以前ほどの魅力がないため、別にイギリスもそこまで必要としていない。だからたとえ独立しても、イギリス的はあんまり痛手はない。ちなみに、造船が盛んな時代に作られた代表的な船があの有名なタイタニック号。」

みたいな感じで、語学学校の先生が教えてくれましたが、「おもしろ〜」となりました。タイタニックとか、誰もが知っているであろう話を交えて解説してくれると、単なる情報としてではなく、ストーリーとして入ってくるので面白いですよね。

あとは、こういう話自体を、私はアイルランド現地で現地人から直接聞いているので、この話を日本で誰かに話す時にも、「昔アイルランドで留学してた時に、、、」という導入で話せるので、なんとなく説得力と臨場感が上がるのではないかと思っています。


たくさん行動してたくさん考えて、面白い話がたくさんできるおっさんになりたいなぁと思います。笑

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