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かき氷警察は止まらない

私にはかき氷を一緒に食べるためのパートナー・かき氷パートナーがいる。かれこれ10年くらい一緒にかき氷を食べてきた。

かき氷ブームが始まったのは、私が中学生くらいだったときだと思う。台湾からアイスモンスターが上陸したり、韓国からソルビンが上陸したり。

それまで「おばあちゃんちのかき氷機で削ってカルピスの原液をかけたかき氷がいちばん美味しい!」と思っていた私は、衝撃を受けた。

かき氷パートナーとの活動が始まったのもその頃だ。普段まったく行かない日暮里の辺りまで足を伸ばしてひみつ堂に行ってかき氷2つとシチューを頼んで食べたりした。

それからは三軒茶屋の和キッチンかんなでバラエティ豊かなかき氷を食べたり、武蔵小山のはいむる珈琲店でいちごエスプーマのかき氷を食べたり。

真夏は激混みだった和キッチンかんな

べつにかき氷の有名店というわけではなかったけど、自由が丘のモンサンクレールで食べた桃のかき氷も美味しかった。

おそらく1番たくさん行ったのは、渋谷のセバスチャン。いまはもう閉店してしまったけど。ふわふわの、クリームをまとったホールケーキのようなかき氷を2人で3つとか頼んで食べていた。

セバスチャンの閉店が悲しい

大行列に並ぶのが嫌な私たちがかき氷を食べに行くのは、だいたい決まって秋~春先の間だった。お店側が「身体が冷えてしまうから」と出してくれるブランケットや温かいお茶には本当に感謝している。

雪の日にセバスチャンに行ったこともあって、そのときはさすがにお腹を下した。

残念なことにここ数年はかき氷パートナーとのかき氷パトロールは実施できていなかったが、最近になって復活。各自で活動してきた経験をバネに、代々木のあずきとこおりに行った。

セバスチャンと並んでスイーツ度の高いかき氷で、ふたりとも大喜び。とくにりんごのシブーストを模したかき氷がすごかった。

手前がシブースト

かき氷の上にぽってり乗ったカスタードメレンゲの表面がバーナーでぼうぼう炙られてて。まんまと動画を撮ってインスタグラムにアップした。

久々に一緒にかき氷を食べられたの、ほんとうに嬉しかったからね。これから年をとって、ふたりの生きる環境が変わっても、生涯かけて、一緒にかき氷パトロールを続けたい。そんな感じで思っているよ。

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