【全ネタ感想・総括】ありがとうキングオブコント(重)

キングオブコント2021の方角はすでにわくわくで溢れている。
その理由は、一昨日放送されたキングオブコント2020の感想無くしては始まらない。
題名に(重)とあるように、非常に愛の重い文章になると思う。


番組が始まり、「あー、番組冒頭Vがかっこよくて最高だなあ」などとぼんやり考えていたら早速ネタが始まってしまい、非常に焦った。この記事でもその時と同じくらいのスピード感で本題に入りたいと思う。
全ネタの感想、感じたことを書いていく。最後にコロナ禍の賞レースに対して感じたことの総括と、コント師たちへの感謝を。
全組最強におもしろかったのは大前提として、ネタの感想は好み丸出しなので、共感できない部分については「そういう人もいるんだ」という程度に捉えてほしい。

【ファーストステージ】

・滝音「ラーメン屋」
気持ちの準備もままならない中流れ出した一組目の煽りV、トップバッターは滝音。
出番順については「インタビューの順か?」「TVCMで名前の出てくる順か?」などと巷で予想されていたが、そのどちらでもなかったため、その時点で以降の出番順も全く予想のつかないものとなる。
突然ネタに入ったことでいまいち心が追い付いていなかったが、ネタばらしまでのワクワク感で「これがコント…」と興奮しはじめ、ネタばらしの瞬間に起きた拍手笑いで、「観客が少なくても拍手笑いって起きるんだなあ」と少しほっとしてしまった。ネタばらしがピークとの評価もあったが二乗のくだりとか何回観ても笑ってしまう。
個人的に、決勝初出場、関東で認知度の高くない大阪芸人の、堂々たるトップバッターの姿はM-1グランプリ2018での見取り図を彷彿とさせた。
そして、煽りVの時点で特に強調されることなかったが、彼らは漫才師。「ベロの偏差値2」とか「私立中華料理高校の道徳の授業」とか、ウケ量に関係なく好きなワードがたくさんあった。そんな言葉たちにより耳を傾けられる漫才が彼らのフィールドということなので、M-1を楽しみにしている。
大反省会で、コント(ほぼ)二本だけで戦って決勝に残ったことについて「ちょっとそれをかっこいいと思ってしまっている」とこっそり告白していたのもよかった。

・GAG「河川敷」
大阪26期ラインが大好きで、関東圏のライブを観に行く人間にとって、GAGを好きになるのは避けて通れない道。滝音がしっかりウケをとってくれたこと、そしてGAGの並大抵では無い経験値への信頼があったので、出番順が序盤であることに対する不安は既になかった。
GAG特有の「ダサ坊」コントが大好きな私は、去年の二本(芸人の彼女/席替え部)は最強だと思っていて、同率三位→決選投票の流れは今思い出しても胸がきゅっとなる。今年のネタ選びの方向性の変化から、どれだけ本気で優勝を獲りに来ているかが伝わってきたが、とにかく席替え部は決勝の場で見たかった。「一本目に出してほしかった」なんて言ったって元も子もないのは分かっているが、あそこまで緻密で、オリジナリティにあふれたネタはなかなかないから。加えて、完全に私個人の好みとして、「キジトラ」や「河川敷」のようなGAGの中では特徴的とされるネタより強いストーリー性の中で感情が機微に動くコントが好きだ。結果的に評価が振るわず二本目を披露できなかったこと、悔しい結果ではあったが今後もずっと見ていきたいトリオであることに変わりはない。
また、平場で坂本さんが「”キングオブ昆布”みたいなことをもう一回やったら離婚する」と奥さんから言われたことを普通にエピソードとして喋り、それが普通にウケていてほっとしてしまった。私も、昨年のキングオブ昆布で発生してしまった夜の海の静けさはちょっと怖かったので。
今年はM-1も出場するということなので、そちらもしっかり応援したい。

・ロングコートダディ「井上さん」
唯一無二の設定と発想の中で、二人のキャラクターが立った非常に自然なコント。大好きなコント師であり、本大会を通して一番応援していた。
準決勝で披露した「井上さん」「将棋」の二本のうち、どちらが先に披露されるかは未知数だったが、一本目に披露されたこのネタが改良されていく様は7月からたくさん見ていたので非常に思い入れが強い。最初観た時はたしか7分半くらいの尺だったので、まさか決勝ネタになるとは思っていなかったな。また、大反省会で「最初の笑いまであんなに長くて怖くないのかと聞かれた堂前さんが「よくわからん時間をいろんな人が見ていると思うと気持ちいい」という趣旨の回答をしていたのが最高だった。私もロングコートダディの作る、何が起こるか分からない時間が大好きだ。
それにしても、劇場でこのネタをかけているときは、最初の「D2」のところで拍手笑い、だいぶ重い会場でも尾を引く長い笑いが来ているところしか見たことが無かったので、あそこであまり跳ねなかったのが心にきた。「ラッキーー。」とか、「俺の前で効率の話をするなぁ↑↑」のところの兎さんは、ちょっと面白すぎる。
点数については、二本目の「将棋」を決勝の場で見たかったし、私が面白いと思っている人たちがもっと評価されてほしいというエゴで悔しくなってしまった。しかし、審査員にも新しさが評価されていたこと、そして決勝の場でネタを披露することで彼らの独特な色を好きになる人がどこかで必ず生まれていることを思うと、うれしい。
堂前さんが小峠さんに「西村臭がする」と言われていた件についても一部で波紋を呼んでいた。彼が大阪若手随一の天才であることは、分かっている人は分かっているし、今後知る人にもどうしたって自然に気付かれていくものだと確信しているので、変な印象がついてしまうといった心配はご無用だと思っている。疑うなら座王を見てほしい。
あと、煽りVの「静かに熱く、ブルーファイア。」のくだりは、ロングコートダディのとあるネタの一節なので、同志たちは「おっ」と思ったのでは?

・空気階段「霊媒師」
ここまでの点数が拮抗しすぎていて、最初に抜け出すのは誰だ?という緊張感がこのあたりから流れていたと思うが、最初に跳ねたのはここだった。
「クローゼット」のような奇抜なキャラクターと内容の凝り方、構成の緻密さと小ボケがどんどん回収されていく楽しさ。ポケットから出てきたケンちゃんストラップめちゃめちゃ面白かった。また、私は今回のネタのようなもぐらボケのネタが好きなので、その辺も含め彼らのネタの中で一番好きなタイプのものだった。
空気階段の持つ独特な奇抜さと「らしさ」が確立されてきた。あのサブカル臭にはどうしても惹かれてしまうものがあるので、ファンがまた増えそう。二本目への愛を後程語ろう。

・ジャルジャル「野次ワクチン」
本当に強さを感じた。テンポの良さと一緒に上がっていくボルテージ。繰り返される歌の中で客席のテンションも一緒に上がっていくので絶対に笑ってしまうよな。私もテレビの前でかなり笑った。「どうせ届けんねやろ」→「♪届けた~」の流れなんて笑わないほうが難しい。ネタ自体に圧巻する部分だけではない。13回連続準決勝出場、4回目の決勝進出。普段からのネタ数の多さ、それらの質、M-1での戦績、そんな彼らの背景全てひっくるめて圧巻としか言いようがない。納得の高得点。
大反省会で述べていた、YouTubeにネタを上げることでコメント欄の意見を取り入れることができるという件も興味深かった。
二本目についてはまた後程。

・ザ・ギース「ハープ」
ジャルジャルを皮切りに、このあたりから点数がインフレしていく予感も少し。
「ハープ」というネタの題名だけ事前に知ってしまっていたため、ハープが出てくることは分かっていたが、それでも実際にハープが出てきたときには思わず笑ってしまった。なんであそこでウケなかったんだ?周りの様子を見るなよ、観客。ハープの音色も予想以上に美しいので、そこにも笑ってしまった。
一本目にハープを持ってきたというチョイスについては、ハープで残ってSLでキメるという優勝だけを見据えたネタ選びと勝手に受け取った。
圧倒的な芸歴差がある中、大阪若手勢をずっとかわいがってくれていた尾関さんのエピソードは微笑ましい限りで最高だった。よしもとと他事務所、関西と関東、そんな壁を越えて今後も交流があると嬉しい。確実にキングオブコントでの交流を機に決まったと思われるロングコートダディとのツーマンライブも楽しみで仕方ない。

・うるとらブギーズ「陶芸家」
リアルタイムで見ていた時はなんだか客ウケばかり気にしてしまったが、翌日録画みたら本当にずっと笑ってしまった。最後の方なんて作品を割り続ける行為だけで面白い。劇場や、準決勝の舞台で、客席全体の笑いが止まらなくなってしまうような空気が出来上がっていく様子が容易に想像できた。逆に、そういった空気を作れなかったらしんどいネタのように感じたので、密度の低い客席の影響を一番大きくこうむってしまったのはここなのではないだろうか。客席はもっと自信をもって笑ってほしい。師匠が気持ち悪い感じに絡んでくるところ、気持ち悪かったなあ最高に。大反省会で歌いに出てきたのも面白かった。
強いネタが惜しみなくたくさんYouTubeに載せられているので、見たことない人はたくさん見たほうが良い。

・ニッポンの社長「ケンタウロス」
今大会で一番優勝してほしい、優勝できると思っていたのはこのコンビだった。用意されていた二本は「ケンタウロス」と「扉」。「ケンタウロス」は実際に私が初めて劇場で見た時、人生で一番笑ったと感じたネタである。(二月のルミネで、4分間笑いすぎてタートルネックのセーターが汗でびしょびしょになった。)二年ほど前の大阪では幾度となく披露され、東京でも数度披露されることはあったものの権利関係で配信には一切載らず、もちろんテレビなどでも披露することもなかったこのネタ。「すごいネタがある」という噂だけが回っている様はさながら幻獣だった。
調整を経て仕上がった「扉」もすごく好きなネタで、今年の二本は、2018年の準決勝で敗退して悔やまれた時の二本「ケンタウロス」「働くお母さん」より確実に優勝に近いと個人的に感じていた。
満を持して8組目。最高の出番順。
ネタはやっぱりめちゃくちゃ面白かった。私は、あのくっそ長いのに何もしないでただ見つめあっているだけの前奏の時間が大好きだ。残酷すぎる終わり方も。会場もかなり盛り上がっていたように思うが、どんな受け取られ方をするか、未知数なネタだったことは間違いない。
ネタ終わり、「100点が良い」と祈る辻さんが印象的だった。採点後、私は「嘘だろうが」という文のツイートを連投しようとして何度も「すでに同じ内容のツイートがあります」というエラーが出た。ここからの記憶は正直かなり曖昧だ。
あとそういえば、煽りVのケツさんのコメント「(決勝)決まったときは僕らも大きい声出してよっしゃあってなったんで、その辺は舐めんといて欲しいっすね」って、よく聞くとまじで意味わからなくて面白い。あと、大反省会で小峠さんに褒められて喜び、もっと褒めを欲しがるくだりも最高だった。とにかく、あのネタがキングオブコント決勝という舞台で世の中に披露され、たくさんの人に評価されたことは本当に喜ばしいことである。

・ニューヨーク「結婚式の余興」
正直なところ、リアルタイムで見ていた時はニッ社の敗退を引きずりすぎていて正気で見ることができなかった。冷静に見たのは翌日になってから。ニューヨークは数あるネタの中で、個人的に好きなネタとそうでないネタが大きく分かれる。
「結婚式の余興」はひとボケひとボケのパンチがものすごく強いネタだ。もちろんすごく笑ったし、ファイナルラウンドに進んだことも文句なしのネタだった。ここからは完全なる私の好みなので無視してもらって構わないが、私はコントに関して「なんでこんなもん思いつくんだ?」というような異常な設定や切り口への感動を好んでしまう傾向にあるため、「結婚式」というシチュエーションで余興をする人が登場して、その人が余興で変なことをするというのは若干ストレートに感じてしまった。それでも、そこで行われる「変なこと」の、客を引かせない絶妙なやり過ぎ感や、嶋佐さんの演技、屋敷さんのツッコミとそれぞれの役割がうまく合わさった結果としてついた高得点には、納得しかなかった。
二本目についてはまた後程。

・ジャングルポケット「娘」
ジャンポケにトリ、似合っていたなあ。個々のキャラクターとテンポの良さ、演技、どれもが完成された「ジャンポケのコント」で貫録を感じた。忙しいだろうに練習量も感じる。テンポのいい畳みかけでもう少し大きな笑いが起きてもよかったのでは?と思う部分もちらほら。私個人としてはテンポや大声での笑いはあまり好みじゃないのかもしれない。賞レース決勝というよりゴールデンのネタ番組を感じてしまった部分も否めない。でもそれは、それだけ彼らの色がテレビに、そして世の中に浸透していることの表れだろう。
もはやテレビスターの彼らでもしっかり緊張していたことを大反省会で聞いて、賞レース決勝の重みをより強く感じた。大反省会でがっつりネタ仕込んでたのも面白かったな。個人的に、おたけはまじで苦手なので、諸先輩方がよく「おたけを外せ」と言っているボケに関しては真面目にうなずいている。


【ファイナルステージ】
・空気階段「定時制高校」
一度劇場で見たことのあるネタだったがその時よりだいぶ進化していた。
「恋の尊さみたいなのが伝わればいいなと思って」というかたまりさんのコメントと、とにかくネタを二本できたことに対する喜びようが最高だった。
ネタ自体の評価とかたまりさんの女装のクオリティにスポットが当たったが、空気階段のネタはどれも、もぐらさんの圧倒的な演技力無くして成り立たないと思っている。このネタは特に。カメラで抜かれたハルトの笑顔が忘れられない。
ラストで大きく盛り上がるが、その後の終わり方のあっさりした感じも好きだ。ところどころ挟まる小ネタも好き。「ボーイズ・ビー・アンビシャス」とか。
しかし審査員の方々は、たとえ思ったとしても「優勝って感じのネタじゃない」みたいなことは口にする必要があったのだろうか?「優勝って感じのネタ」とは?面白かったら優勝だろうが。自分たちの色を引っ提げて決勝に来ている芸人たちに対して少し酷なコメントだと感じてしまった。

・ニューヨーク「ヤクザ」
結構前からあるネタで、劇場でも何度か見たことがあった。1本目の「結婚式の余興」が軒並み高評価だった一方で、こちらのネタは予想では跳ねそう、微妙そうと評価が分かれていたように思う。
ヤクザのやり取りということで決勝の女性客へのウケはいまいちだったかもしれないが、客ウケ関係なくついた高得点にネタ自体の強さを見せつけられた。だって面白いもんね。
お互い意地になってしまうようなリアルな感情描写と、意地になる対象のくだらなさが最高だった。また、きちんと撃たれる演出は劇場の通常公演ではなかったものなので、特別感に興奮した。
今まで噛みつき役だったニューヨークが確固たる実績を手にしたことでこれからどのよう立ち回るのか、楽しみだ。順当にテレビで売れていく絵しか見えない。

・ジャルジャル「空き巣」
とにかくばかばかしくてずっと笑ってしまった。「桶じゃない、タンバリン!」のやりとり、小さい金庫から鈴が登場した瞬間、めちゃくちゃ面白かったな。彼らの優勝はめでたいとしか言いようがないんじゃないだろうか。どのコンビを応援していた人にとっても彼らの存在の大きさはハッキリしていただろう。無冠の帝王が無冠の帝王のまま終わるわけないんだから。すでに実力は認められていた彼らが明確な肩書を手にしたことで、優勝会見で彼らが述べていたように、次の誰かに順番が回ることとなる。キングオブコントの歴史がまた一つ次に進む。

【全体の感想】
・シークレット制度の廃止・お笑いの日について
大会自体の昨年からの大きな変化というと、なんといってもシークレット制度が廃止されたことである。ファイナリストの芸人たちがそれを喜んでいる様子、恩恵をきちんと受けている様子を見てとても嬉しかった。(ファイナリストがこぞってわちゃフェスの宣伝などに駆り出される場面もあったが)また、キングオブコントが「お笑いの日」という8時間番組の一部として扱われるというのも初めてのことだった。これに関しては、芸人人生のかかった賞レースとそこまでのお祭りバラエティの差が一般視聴者に伝わらないのでは?という点で渋く思っていたが、世間的にはどうだったんだろうか。

・コロナによる影響
コロナ禍で行われた今大会において、出場者たちはあらゆる角度から影響を受けることとなった。特に、ネタを調整するための舞台数の少なさと、決勝のスタジオの客席の数・密度は、予選から通して結果に大きく影響を与えたように思う。
そんな中行われたキングオブコント、今大会に限ってどうしても感じたのは「面白そう」と期待させる「ニン」の重要性である。存在やネタ自体がバレていないからこそ生まれる爆発力やアドバンテージの存在も同様に認めるが、コロナ禍で密度の低い客席へのネタ披露を余儀なくされた今大会に限っては、知名度やイメージよる期待感の方がやや優位に働いた気がしている。
加えて、客席に座っていたきれいな女性たちがどのように集められた何者かは分からないが、もう少し自信をもって(?)笑ってほしいと感じる瞬間も少なくはなかった。よって、「ここで笑ってくださいね」という箇所がはっきりしているネタに軍配が上がった感覚もある。そういった難しい部分を跳ねのけて、というかうまく操って圧倒的な力を見せつけたジャルジャルには称賛しかない。

・ありがとうキングオブコント
私個人としては、今年は大阪勢を中心に、キングオブコント戦士たちの勝敗に一喜一憂しながらこの数か月を楽しませてもらった。特に応援していた大阪勢が多く決勝に上がったことは喜ばしい限りだったが、∞のコント師で特に期待していた人たちが決勝に進めなかったことや、二本のネタを観たうえで本気で決勝は堅いと信じていたビスブラの準決勝敗退など、予選から個人的な波乱はいくつもある。また、ジェラードンに関しては今年こそ決勝に上がるだろうと、上がってほしいと、かなり強く思っていたため、惜しくも準決勝11位で、ファイナリストと同じスケジュールをこなしながら世に出ることのない煽りVなどを撮影していたという話を聞いて、彼らの気持ちになって本当にしんどくなってしまった。
それでも、漫才劇場のコントを牽引するユニット「関西コント保安協会(セルライトスパ・ニッポンの社長・ロングコートダディ)」から二組ものファイナリストが輩出されたこと、そして漫才劇場からもう一組、滝音が決勝に進出したことは関西のコント師たちの今後に大きな影響を与えるに違いないし、無冠の帝王による悲願の優勝や、東京若手の叩き出した好成績によって、またキングオブコントに新たな潮流が生まれるのだろう。また、テレビやエンタメ界におけるコントの立ち位置にも変化を起こす可能性を孕んでいる。
ネタでたくさん笑わせてもらっているだけで十分なところを、こうしていろんな感情にさせてもらえるのも本当に幸せなことで、彼らには感謝しかない。自分の気持ちの整理のためにこんなに長々と批評じみたことを書いてしまったが、結局、私たちはこれからも素直に自分の面白いと思うものを愛で、たくさん劇場に行き、たくさん配信チケットを買って爆笑しておけばいいのだろう。

キングオブコント2020を戦ったコント師たちに愛をこめて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?