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さくらんぼひと粒だけ

ヨーグルトとコーヒーを摂ったからか、すこし元気な朝。土曜の朝7時半、日比谷線に乗るサラリーマンの悲壮な表情を見て「わたしも同じなのでがんばりましょうね」と思いながら出勤する。

昼休みにはお弁当を持っていっていたけど、なにか甘いものが食べたくなってしまった。ということでダイソーへ行き「2コで100円」と書かれた小さなお菓子の棚からm&m'sとミルキーを買った。

退勤後、友だちと六本木で合流してごはん。当日まで連絡待ちの状態でソワソワしていたのだけど、昼過ぎに「19:00にここ取ったよ」と突然素敵なお店を提案してもらったので、るんるんで向かう。

クッチーナ・アッラ・バーバというこぢんまりとしたお店で、お通しからなにからすべてがおいしい。あとメニューの種類と食べたいものが多すぎて、胃が足りない。

木の実とクリームチーズと蜂蜜のクラッカー、サラミとルッコラのサラダ、トリッパ、白レバー、カチョエペペ、パンナコッタ。

お通しは、これに加えてハムの乗ったパンも

なにも考えず食べて飲んで喋ってを繰り返し、気づいたら赤ワインのボトル2本を空けていた。ごはんが美味しくて、、で言い訳が効かないほど、完全に飲みすぎてしまってる。(厳密に言うと、最後のグラス一杯はどうしても飲めなくなったので友だちに飲んでもらった)

それから友だちとバイバイして、中目黒で別の友だちグループが集まっていると聞いていたので、移動することに。

「23時には着く!」と連絡を入れて駆けつけるつもりが、悲しいことに中目黒まで移動する電車内で気分が悪くなったので中目黒のトイレで休憩するハメになった。15分のロス。こうなってもいつも吐けないのがなお苦しい。

気分が悪くなるまで飲むの、ほんとうにただただもったいないからやめようと思うのに。

到着した先でももう水しか飲めず、テーブル上にあったスイーツを勧められても手をつけられない。最後の最後、皿の上に乗っていたさくらんぼひと粒だけつまんで店を出て、終電に駆け込んだ。

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