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空き家・二拠点居住の防犯対策どうする?

お風呂工事は相変わらず難航しています。

ここに書いた他にも水回りに問題発覚で、ちょっと工数を食いそうなので先に他の問題を片付けることにしました。

最初は風呂を直して入れるようになってから他の部分に手を付けようと思っていたのですが、予想外に長引いて3回目の訪問でも終わらないもので、次第に中に電動工具やらPCやらが増えていってしまいました。

そうなると心配なのが防犯。
うちは走って20秒で駐在所という治安的にはベストな地理的条件ではあるんですが、なにせたまにしか行かないよそ者ですから、県外ナンバーの車が止まってなにか持ち出していても「車変えてまた来たか?」くらいにしか思われません。

更にまずいのは、見るからに空き家という外観

表札もなし、家の前には雪がつもり、誰がどう見ても空き家

これが契約当時の外観です。特徴的な外観は空き家バンクの写真でも一目瞭然です。(今は契約済みになったけど)
さらに悲惨なのが鍵です。元々の鍵が壊れているらしく、引き渡し時にもらった鍵がこれ!!!

豪邸(広さだけですが)の鍵がこれってどうよ w

家の契約書にハンコ押して、代わりにもらったのがこれですよ!
イナバ物置買ったのかというレベルです。

チャチさはもちろんなのですが、この鍵のまずいところはプラスドライバーがあれば、音もなく20秒で鍵が外せるというところで、いくら駐在所が近くても空き巣に入られたら言い訳もできません。

しかも、鍵が閉めてあると不在ということもこれで一目瞭然です。

普通に家に人が住んでいるという風に見せるにはと考えると

  1.  車が止めてある。(たまにいなくなる)

  2.  掃除されている表札が出ている

  3.  郵便受けがある

  4.  玄関の掃除がしてある

  5.  夜になると門灯が点く

  6. 「ちゃんと」鍵がかかっている

とまあ、これくらいの条件は満たしたいところ。

そこで、先に防犯対策、っていうほどでもなく、普通の家の玄関にしましょいう話です。

まずは鍵です。普通の鍵にしたい!でも元々の鍵は壊れていて、しかも外から鍵がかかるように改良するにはかなり手間がかかりそう。(引き戸の鍵はややこしい)
いいものないかなとネットを探していたら、安めでいいものがありました。

これだと、穴を開けるのも戸を外さずにできて、しかも外から鍵もかかるし、見た目も普通の鍵です。

で、早速取り付けます。戸の左側は釘で固定されているので、鍵をつけるのは右側のみ。で、ホールソーで20mmの穴を開けます。

サイズ違いの5種類くらいが入って千円台という激安品を使ったら、めっちゃ時間がかかりました

時間はかかったけど、無事に開通

この切り口のボロボロさが使った工具の品質を物語る

次は、鍵の受け部分の穴を彫ります。

位置は鍵を付けてみての現場合わせです

こういうほぞ穴のような穴を掘るのに役立つのがマルチツールという工具
先端が微妙に振動することで縦に掘り進めることができます。私が使っているのはマキタのDIY初心者用の10.8Vタイプ。

オフィスカー改造のときに買ったもので、切る、掘る、研磨、削りとインパクトドライバーの次に使用頻度が多い工具です。先端を紙やすりや半円形のノコギリに替えられるので汎用性高いです。

「マルチツールってどう使うの?」という方はこの辺のサイトがおすすめかな。(コメリのサイトです)

5分もかからずに素人でもこうなります。

雑ですが、金具に隠れるのでこれでも充分

で、金具をかぶせてネジで止めると出来上がりです。

ホントは溝掘って金具隠せるといいんですが時間がかかるのでパス!
表から見ても普通の鍵に ドライバーで開けても飾りが取れるだけで鍵に影響はなし。ここも溝掘りはパスしたけど、歪んだのでちょっと後悔してます


次は「門灯」ですね。点けっぱなしにするという手もありますが、元々付いている門灯は40Wくらいの蛍光灯で、そこそこ電気食いそう。ここはLEDに変えておきたい。

Amazonを探したらかなり安い価格でそれっぽいのが売っていたので、これにLED電球を付けることにします。

LED電球は5個で2千円のエジソン電球。LEDホントに安くなりましたね。

でも蛍光灯と違って、LED電球は昼でも点灯しているのがひと目で分かるので効果半減。そこで夜になると点くように照度センサーの安いのがないか探してみた。

500円ってマジか!やっす!ということでこれに決定。屋外コンセントに付ける形のものなのでコンセント増設が面倒ですが、蛍光灯を外してその線をそのまま延長して屋外コンセントを取り付けてそこに付けました。

配線はこんな感じ。電気工事士免許は必要です。奥のコンセントにセンサー付けてそこから門灯に線を戻しています。

このセンサーの欠点は、門灯が点灯するとその明るさを感知して点けた門灯を消してしまうこと。つまり夜になると点滅状態になってしまうので、野地板でカバーを付けて門灯の光が入らないようにしました。

これで門灯のスイッチは常時入れたままで勝手に夜になるとLEDが付いて朝になると消えるようになりました。
これ、考えてみるとスイッチ入りっぱなしなので、付けた屋外コンセントは常時電源になります。

ここで無線LAN方式のネットワークカメラの電源が容易に取れるという利点が生まれます。

屋内用ですが、軒下の深いところなのでたぶん大丈夫

ということでコンセントにダイソーのUSB電源をさして、そこからネットワークカメラを伸ばして軒下につけました。最近のネットワークカメラは安くて驚くほどの高性能です。

特にシャオミがおすすめというわけではないです。使っているスマートウォッチがシャオミなので揃えただけで、同価格帯で出ている製品はどれも同じような性能です。

これを付けて、家の無線LANに付けると、めっちゃいろんな事ができるようになります。
・監視カメラとしてSDカードに録画する(そこからファイルサーバーに保存も可能)
・AIで人が通ると通知が来る、その場面を何秒か自動録画する
・音も聞こえる
・なんとスマホからマイクを通して内蔵スピーカーで声が出せる
・赤外線カメラ搭載で真夜中でも普通に映る

こんな感じで通知が来ます。私は誰かが移動…のときだけプッシュ通知にしてます。

世界中どこでもインターホンな感じですよ。これが5千円ってすごい世の中になりましたね!

あとは郵便ポストと表札を付けて、掃除したら空き家ではない普通の家の出来上がりです!

USB電源が防水ではないので、野地板でガードしたのがちょっと美観上今一つですが仕方なし

そんなわけで、これで安心して千葉へ帰れます。LED電球は8Wの消費なので、部屋の豆球付ける程度でかなり省エネです。

と言いながら、帰ってからもカメラが気になって、能登の景色を中継で見ながら仕事してます。猫とバスしか通りませんが w

音も聞こえるので、朝と夕方の町内放送がかかると一瞬自分が能登にいるのか錯覚する

というわけで、総額1万円程度でかなりのことができました!

次は土間を工房にする話をしてみたいと思います。


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