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いつも食べてる大学教員

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ウィーンまんぷく日記 82-86/369

 来週の報告ふたつに向けて、データ入力しかしてませんでした。あと、体調が悪くてうめいてました。この数日でハーブティーにはやたら詳しくなった気がします。あんまり研究の話をしてもつまらないと思うので割愛します...(しかも、この前に書いたようなデモへの参加日誌みたいなものではなくて、ただただデータ入力ばっかしてた日誌だから余計楽しくない...)  他国にサバティカルに来ておられる先生がウィーンにいらっしゃったので、一緒にご飯を食べたのがとても楽しかった。なかなかサバティカルでも

    • ウィーンまんぷく日記(プライドパレードを歩く) 80-81/369

       ウィーン滞在中、ちょいちょい社会運動っぽい催しに参加している。フィールドノートというレベルではない自分のアイデアや心境を書き留めて、あとで参照する用に使えればいいと思ったのだが、先日参照しようとしたらそもそもいつ何をやったかひと目では分からなくて探すのにめちゃくちゃ苦労した。そのため、ちょっとわかりやすいタイトルに変えてみた。  ユーロプライドが2週間ほどあり、この時期はトラムにも虹色の旗がついていたり大学もレインボーである。土曜には市庁舎前で大きいイベントがあったので行

      • ウィーンまんぷく日記 78-79/369

         カフェ・ラントマン(マックス・ウェーバーが激おこしたカフェ)で、日本からいらした政治学者の先生と、ウィーン大学の政治学者の方と、遊びに来ていた友達であり、富永の研究室に出入りしていた元「ポスドク氏」のT氏とご飯を食べた。皆さん博識でとても勉強になったし、なんというかいい意味で政治オタクと言う感じだった。それは社会運動研究者が運動オタクというのとはやはり違うと思う。もう少し辞書的で網羅的な知識のように思えるし、研究を進める上で必須の要素が多いように見える。それは対象が制度化さ

        • ウィーン・トリエステまんぷく日記 74-77/369

           家族と友人に、なんか追い詰められてる感すごいから休んで(自分で自分を勝手に追い詰めているだけなので自業自得だが……)と言われたので、連休中は遊ぶことにした。個人的にはもう十分休んだと思うけど、確かにこの日記も何もやってないわりにいつも悩んでる感じだ。同じ何もしないなら明るい日記のほうが後から読んでも楽しいだろう。  土曜日はシェーンブルン宮殿と動物園に、日曜日はフォルクスオーパー、月曜と火曜は魚を食べにトリエステに行ってきた。日曜は研究会で報告もした。あまり社会運動には関

        ウィーンまんぷく日記 82-86/369

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        • ウィーンまんぷく日記
          44本

        記事

          ウィーンまんぷく日記 70-73/369

           ウィーンに戻ってからは、#fridaysforfutureのデモに行ったり、同僚の研究相談に乗ったり、同僚とご飯を食べに行ったりした。でも忘れないうちに、デモのことを先に書くか。  #fridaysforfutureのデモは、最初は100人にも満たないくらいだったが、開始1時間で200人くらい来ていて、その後もどんどん増えていきそうだった。デモの前に1時間くらい集会とスピーチがある。どちらかと言えば見た目には女性(この言い方も難ありだけれども)が多く、年齢は簡単には判別つ

          ウィーンまんぷく日記 70-73/369

          滋賀まんぷく日記 67-69/369

           NPO学会大会に出席するため滋賀に滞在したけれど、報告は二日目。一日目は家族のすすめですこし休むことにした。日本に来てから思ったより忙しくて、ろくに眠れていなかったのもあり、すごい寝てしまった。働いたら働いたで疲れるが休んだら休んだで罪悪感がある。  夜はお世話になっている先生とご飯を食べた。日本滞在中にずっと聞いていること、ちゃんとした研究者とは何なのかということ、研究者が研究じゃないことをすることについても聞いてみた。「ちゃんとした」という基準を追い求めること自体が問

          滋賀まんぷく日記 67-69/369

          東京・滋賀まんぷく日記 65-66/369

           ウィーンに戻って数日経ち、面白い話も聞いたし本も読んだのだが、先に貯まっている分の日記を書かなければと思ってしまう。この日記を誰かが継続的に読んでいるとも思えないし、そんなことにこだわってるの自分だけだろうというのも分かっているのだが、一度はじめた習慣ということで……。  東京後半戦はある媒体の取材からで、政治に関わることと「わがまま」、という内容だった。ご取材の中で(どれほど書いていいものかわからないが)興味深かったのが、記者の方もまた「個人」であることを求められる場面

          東京・滋賀まんぷく日記 65-66/369

          東京まんぷく日記 64/369

           水曜日は、朝から雑誌の対談で東大に行く。対談相手の先生のご質問にお答えする形で、いろんな「わがまま」の具体例をお話してきて、対談相手の先生のお話も勉強になったけど、私なんかの話でよかったのかな?と不安だ。編集パワーでなんとかしてもらえるだろうか?写真も撮ってもらえたし、スーパーミーハーなのでサインももらってしまった。帰りに編集者さんとUT Cafeでご飯を食べるけど、すんごく多くて、院生の頃の私は胃がどうかしてたんじゃないかと思った。まあ、今の私も(甘いもので)胃がどうかし

          東京まんぷく日記 64/369

          東京・大阪・京都まんぷく日記 61-63/369

           新宿で起床して、前日レイトショーで見る予定だったが見られなかった『愛がなんだ』をテアトル新宿で観た。幸せでは全然ないのだが、変な推進力があって面白い作品で、「失恋」した人に観せたくなった。「恋に恋する」という言葉がある。ようは相手そのものというより、自分と相手との関係性に陶酔しているという意味だと思う。相手との別れが見えたとき、関係性のほうを放棄するか、相手のほうを放棄するかのどちらかの選択肢があり、関係性のほうを放棄した話ということになる。「失恋」した人に見せて、あなたな

          東京・大阪・京都まんぷく日記 61-63/369

          ウィーン・名古屋まんぷく日記 57-60/369

           日本にいる間も書こうと思ったんだけど忙しくて全然書けなかった……。  ベルリンから帰ってきて、二日間は名古屋の研究会の準備。同僚(兼、計量の師匠)と集めた調査データを分析してみる。インタビューもわりとそういう側面があるかもしれないけど、SPSSの使い方って長くいじってないとすぐ忘れる(毎年、後期の講義でしか使っていないので前期に入ってしばらく経つとすぐ忘れる)。面白い発見が出てきたけど、本当にこのまま報告していいか分からないので、LINEで師匠に聞きながらよちよち分析を進

          ウィーン・名古屋まんぷく日記 57-60/369

          ベルリンまんぷく日記 54-56/369

           週末から週のはじめにかけては、ベルリン自由大学にご招待頂いてお話をしてきた。いまハマってる領域のレビューと日本の社会運動調査について、ここのところ書いたり消したり押したり引いたりしてさらにわけがわからなくなっている論文の話をするため、前日はずっとホテルでプレゼンテーションを作る。  不安が強くなると、部分部分は何度か話していることにもかかわらず「そもそもこの英語通じるのか?」ということすら怖くなってきて(日本研究の先生もいらっしゃるから、いざとなったら日本語で話してもいいの

          ベルリンまんぷく日記 54-56/369

          ウィーンまんぷく日記 51-53/369

           木曜日は大学へ。RADATZ(昨年、2区に住んでいた時によく行って、それからハマっている。美味しいし、楽)のお惣菜を持っていってキッチンで食べていたら、先生方がいらっしゃっていろいろおもしろい話を聞かせてもらう。お話を終えて研究室に戻ってきたら、取材依頼などをいろいろいただいていたので、ありがたくお受けすることにする。来週の帰国は、資料収集もできたらなと思っていたけれど、どうもあまり時間もなさそうなので、6月に帰国をもう一度増やしたほうが良いかもしれない。ベルリンのプレゼン

          ウィーンまんぷく日記 51-53/369

          ウィーンまんぷく日記 49-50/369

           さすがにベルリンの報告準備を始めなきゃと思って、ここに来てから読んだ論文をまとめる。同時並行で論文も書けばスムーズなので、ワードを直しながらパワーポイントのプレゼンテーションを作る。あまり詳しいことを書いても退屈だと思うので書かないが、「社会運動論」ともうひとつ「◯◯論」を組み合わせた感じの論文にするんだけど、書いているうちに「社会運動論」の色彩を強めたほうがいいのかなと思ったりした。  多分査読の方もこれでいいところまで行くと思うけど、でも「これを通してどうするか」という

          ウィーンまんぷく日記 49-50/369

          ウィーンまんぷく日記 47-48/369

           ものもらいができた。体調、崩れすぎでは……。しっかりしろよ。  というわけで、ここのところ目がすっごい痙攣すると思っていたら、目の開閉がしにくくなってごろごろする。鏡を見てみたらものもらいができていた。家主さんに、「ものもらい」「抗生物質」「点眼薬」のドイツ語を教えてもらうも、そもそも日曜にはほとんどの薬局もやっていないので、家でTwitterの「空耳アワーbot」を見て、木尾士目『げんしけん』(初代)を読んだりして過ごした。あとは、メールで頂いた本の感想に返信を書いたり

          ウィーンまんぷく日記 47-48/369

          ウィーンまんぷく日記 45-46/369

           朝起きてドイツ語の個人指導に行ったのだが、不思議な体験だった。まだかなり基礎なので、学部の講義と院試の勉強を思い出し思い出し話していて、宿題もしなくてはならないし覚えなくてはならないことも山積みなんだが、覚えた内容や話せた内容以上になんというか「安心した」。  昔、占い師にハマる人の話を人づてに聞いたことがある。その人曰く「お金を払ってこんなに人の話を聞いてくれるのって占い師くらい」ということだったと思うのだが、それに似たような効用が得られた気がする。学生さん相手に話すのは

          ウィーンまんぷく日記 45-46/369

          ウィーンまんぷく日記 43-44/369

           もしかして:虫歯  なんか最近歯が痛いのです。再来週日本に戻ったら診てもらおうかな。甘いものをあまり積極的に取る気になれないので夕食のほうを楽しんでいます。ポン酢を手に入れて以来、湯豆腐やら鳥の水炊きが楽しくて美味しいです。  この3日間はにわかに忙しくなってきたように感じたけれど、一日一つくらいしか用事がなかった。なんでそれだけでこんなに大変なんだろうと思ったけど、言葉や道がわかってないこともあって、一つの用事をこなすだけで大仕事になるからだろうか。  水曜日は、同僚

          ウィーンまんぷく日記 43-44/369