ようこそ、沖縄ラジオ沼へ

2018年、東京に住んでいた自分は爆笑問題カーボーイを聞いていた。そこで太田さんはRBCの「ラジオ南国の夜」のヨコちゃんがねー、と折に触れ話していた。

RBC、と言えば沖縄。ああ、民放テレビ局が3局しかないところか。で、AMラジオ局が2局もあるところか、ふーん。関係ないなあ。と当時は思っていた。転勤が言い渡される2020年初頭までは。

「貴女、大分に行って下さい」
もともと、転勤は希望していたけれど、本州から出ることは望んでいなかった。で、大分?民放テレビ局3局しかないところ?わたしが生きるには民放テレビ局が4局以上なければ無理!

とか思ったが、他に提示された転勤先が「民放テレビ局4局以上かつ、爆笑問題カーボーイは聞くことができるが、職場では自分が絶対死ぬであろう場所」
であったために泣く泣く3局しかない大分を選んだ。

が、2020年春。住んでみたらテレビ局3局しか無くてもどうってことはなかった。テレビよりもラジオ。大分県外でもradikoがあれば東京や他県のラジオが聴ける。

そういえば、私がその頃よく聞いていたSession-22、当時の沖縄RBCでやってるじゃん。そこからRBCを聞き始めた。そして、Session-22の後番組、「アシタノカレッジ」をRBCが継続して放送したことで、
「よし、土曜の南国の夜も聞いてやろう」
と覚悟を決めた。

「ラジオ南国の夜」の最初はRBCラジオ祭り2020直後の生放送。そこからのは末席においてもらいながら聞いていた。エロ大好きのヨコちゃん、自分はエロなんか興味ないとうそぶきつつ、自らの性癖をことあるごとに暴露するパートナーの嘉アナ。

自分の意見を持った男二人が意味の無いように見えて意味のあるトークを4年以上続けている。たわいの無いエロ話で終止することもあれば、社会、リスナーについても苦言を呈する時はきちんと呈する。そのギャップと強さに私は惹かれた。

パートナーの嘉アナだけでなく、その座を虎視眈々と狙う鎌田アナ、沖野アナ、折に触れて登場する稲森アナ・・・というRBCの個性溢れる若手アナウンサーも知ることができた。
そういえば若手だけで無い。元パートナーの仲田アナ。彼女がメインを務める「RBCiラジオスペシャル」は沖縄の文化、沖縄の歴史を教えてくれる。また、嘉アナがレギュラーの「MUSICSHOWER plus+」。嘉アナ不在時に登場する狩俣アナの知り合い、赤毛のグラサンの久茂地ねえさん。久茂地姉さんも強かだが、狩俣アナも同じくらい強い。

FMと言えばミリオンナイツまでだった自分が、ヨコちゃんがラジオを持ってるFM沖縄の音楽番組「blank」をちょい聞きしたときに、ヨコちゃんが
「僕、この後FM沖縄のゴールデンアワーに出ますよ」
と言ったことで「ゴールデンアワー」、そしてゴールデンアワーにて番宣した「真栄原ミュージック」も聞くようになった。

「真栄原ミュージック」も2人の男性が繰り広げる音楽番組である。アラフィフのヨコちゃんと西向幸三さんがそれぞれ人生で巡り会った曲をテーマに合わせて紹介する。沖縄だから洋楽一辺倒になるだろうな、と思いつつも、西向さんがしれっとアニソンをチョイスするのも面白い。
その西向さんがメインを務める「ゴールデンアワー」。大人による小学生レベルのギャグ投稿と大人だからこその悩み苦しみ怒り、喜びの投稿がごちゃまぜ、チャンプルーになって紹介される。アシスタントのエリナさんの笑い声、西向さんとエリナさんの喜怒哀楽、差し込まれるリクエスト曲というスパイスがこの番組を引き立てる。

ヨコちゃんを知らずに大分に行ってたら、楽しみは確実に減っているかもな。コロナ禍の今、楽しみが一つ減ってしまうのは致命的。と言うわけでヨコちゃんこと、與古田忠様。自分に沖縄のラジオという大きな楽しみを教えてくれてありがとう。

で、今住んでいる大分のラジオは聞かないんだよね?という話になるんだけれど、ヨコちゃんから教えてもらった大分のラジオもあるんですよね。OBSの夜のイチスタと言うんですけど。

#思い込みが変わったこと

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