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コテコテVSミニマル


また赤瀬川原平を読んでいた。
美術の鑑賞において、作者の背景にばかり重きを置くのは良くないというような話が書いてあり、その通りだなと思うなど。
こと現代美術は文脈を重視するが、たとえ現代美術であっても、「美術」であっても、作品から受ける印象を大事にした方がいい。

最初から「この作家はこんな苦労をした人で」「こんな問題意識があって」「後のあの作家に影響を与えていて」みたいな余計な情報を持っていると、見えなくなるものが増えそうだ。
絵を観るのを確認作業にしたくない、という気持ちもある。
ただ、絵を観て感動するタイプではないので、「頭を殴られたような衝撃でした」みたいな感性の強い人風の発言に憧れる。


前にも同じような事をツイートしていた。ゴッホのような強い絵を観るのに、ドラマで味付けしたら塩分過多になりそうだ。


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